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北「…いなくなんねーから。安心してよ。(笑)」



そう言って笑ってくれた先輩に安心して頷くと



北「あ、俺らも書く?願い事。」



そう言って短冊を書くブースまで連れてってくれた。



2人で隣に並んで、なんて書くか考える。

少しして、それぞれの短冊に願い事を書き込んだ。




書き終えて笹に飾りに行く。



北「ん。貸してみ。」


そう言って、高いところに私の短冊を結んでくれた先輩。





“ ずっとずっと先輩と2人で笑いあえますように。”





そう書いた短冊が風に揺れる。

結び終わった先輩が振り向いて、すごく優しい顔で笑うから私もつられて笑顔になる。



北「俺もつけるわ。」


そう言って隣に結ばれた先輩の短冊。





“ ずっと2人で時間を重ねていけますように。”




読み終えた瞬間、胸がいっぱいになった。


先輩の方を見ても照れて目を合わせてくれないけど、きゅっと指先を握ると、ぎゅっ、と握り返してくれる手の温もり。





しばらく眺めていると、パッと視界が明るくなって、ライトアップが始まった。







「わぁ!…綺麗…すごい。」




「すげー。綺麗だなー。」




沢山のカラフルな短冊が光に照らされて、夜空の青に浮かび上がるように幻想的な空間が広がってる。




私の薄い桃色の短冊の横で同じように揺れる、先輩の水色の短冊。




この短冊みたいに、この先もずっとずっと2人で寄り添って過ごしていきたい。







織姫さま、彦星さま。

どうかどうか、2人の願いが叶いますように。






そばに居られる幸せをずっと大切にして。

大好きな人と過ごす、七夕の夜に。






end.

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にこ(プロフ) - 恵美さん» コメントありがとうございます!更新が遅くなってすみません!!そんなにキュンキュンしていただけて嬉しいですっ!!みつ先輩、いいですよねぇ。(笑)結構私の理想、詰め込んでます!(笑) (2019年2月10日 7時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - こんばんは…めちゃくちゃキュンキュンしました。早く続きが読みたくて仕方なかったです。みっくんがかっこよすぎます。 (2019年2月9日 22時) (レス) id: c8e875f920 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - piroponcandyさん» ありがとうございます〜!!みつ先輩、ほんと迎えに来て欲しい〜!って思いながら私も作りました!(笑)結局優しい先輩と、もうここからは甘々です。(笑) (2019年2月5日 7時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
piroponcandy(プロフ) - もう〜nicoさーん、先輩と同じ、最高\(^.^)/やぁ〜ん、ミツ先輩に迎えに来て欲しい(//∇//)迎えに来て、自分の部屋に連れて帰って、怒ってるけど、隣にお前が居ねぇと眠れないってミツ先輩。一緒に寝た〜い。 (2019年2月3日 20時) (レス) id: 46be81a717 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - moraさん» ありがとうございます!!幼馴染、気に入って頂けて嬉しいです!続編、まだ決めていないのですが、この話の続きもまた作りたいと思っています!嬉しいリクエストありがとうございます〜(*^^*)! (2019年1月28日 21時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nico | 作成日時:2018年9月7日 6時

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