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北山side.
「あんま飲むなって言った。」
A「……はい。」
「連絡ねーし。」
A「…ごめんなさい。」
「迎えに行ったら寝てるし?」
A「ごっごめんなさいっ!」
「他の奴の前で寝てんじゃねーよっ
あいつらだから良かったってだけだぞ?!」
A「…っ、…はいっ…」
マジでそこだけは怒ってる。
なんでこんな底抜けに無防備なんだよ、こいつは。
今にも零れそうな涙を目に溜めて唇を噛んでるA。
「…はぁー。」
無意識に出た溜息を聞いてビクッと肩を震わせると
A「ごめっ…なさいっ。」
その言葉と一緒にポロっと落ちる涙の一雫。
「…わかったらいーから。
きつく言ってごめん。」
A「ぅうんっ、私がいけないから。」
「…迷惑とかじゃなくて、心配した。
いっつも絶対連絡くれんのに全然来ないから。」
A「ほんとにごめんなさい…。」
目を伏せて小さくなってるAの手を引っ張って引き寄せる。
居酒屋の時とは正反対の表情で、俺の胸に顔を埋めて泣くA。
「…もーいいから、泣くなって。」
A「……ごめんね…っ。」
「今日の朝本当はさ…迎えに行くからそのままうち来れば、って言おうと思ってたのに、誰かさんが大丈夫!とか言うしさ?」
A「…え?」
「……気遣わせてる?俺。」
A「ちがうよ…?
先輩、疲れてたから…今日はゆっくり寝て欲しくて。」
「うん、知ってる。
知ってんだけどさ…。
俺は、疲れてる時にお前に横にいて欲しいんだけど。」
見上げてきたAと目が合う。
「…それに、Aの" おやすみ "が無いと寝れねーし。」
A「先輩…。」
「こうやって思ってんのって、俺だけ?」
そう言うと何度も首を横に振ってから
A「私も、ずっと寂しくて、
先輩に会いたくて、ぎゅってして欲しかった…!」
そう言ってぎゅーっと抱きついてくるから、負けないぐらい抱きしめ返す。
「…やっと触れた。」
A「え…?」
「……って、迎えに行った俺に抱きついて言ってたぞ?A。」
A「うそっ///」
みるみる赤くなるA。
「うん。しかも、玉森と二階堂の見てる前で。」
A「えっ…」
今度はサーッと白くなっていく。
…忙しいやつだな。
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にこ(プロフ) - 恵美さん» コメントありがとうございます!更新が遅くなってすみません!!そんなにキュンキュンしていただけて嬉しいですっ!!みつ先輩、いいですよねぇ。(笑)結構私の理想、詰め込んでます!(笑) (2019年2月10日 7時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - こんばんは…めちゃくちゃキュンキュンしました。早く続きが読みたくて仕方なかったです。みっくんがかっこよすぎます。 (2019年2月9日 22時) (レス) id: c8e875f920 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - piroponcandyさん» ありがとうございます〜!!みつ先輩、ほんと迎えに来て欲しい〜!って思いながら私も作りました!(笑)結局優しい先輩と、もうここからは甘々です。(笑) (2019年2月5日 7時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
piroponcandy(プロフ) - もう〜nicoさーん、先輩と同じ、最高\(^.^)/やぁ〜ん、ミツ先輩に迎えに来て欲しい(//∇//)迎えに来て、自分の部屋に連れて帰って、怒ってるけど、隣にお前が居ねぇと眠れないってミツ先輩。一緒に寝た〜い。 (2019年2月3日 20時) (レス) id: 46be81a717 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - moraさん» ありがとうございます!!幼馴染、気に入って頂けて嬉しいです!続編、まだ決めていないのですが、この話の続きもまた作りたいと思っています!嬉しいリクエストありがとうございます〜(*^^*)! (2019年1月28日 21時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2018年9月7日 6時