ちいさな恋 3rd

＊ ページ22

「いや、今日は…」


二「ちょっとぐらい付き合えって！」



「…ニカ、酔ってるでしょ？」



二「ぜんっぜん酔ってねーわ！」


玉「でもほんと今日全然飲まなかったね？体調悪い？」


優しい玉ちゃんが伺うように覗き込んでくる。



「ううん！元気だよ。

…あんまり飲みすぎると心配するからさ……彼氏。」






二「はっ？！？お前彼氏いんの？！

聞いてねー！」


玉「俺も知らなかったわ。」



「う、うん、ちょっと前からね？」



二「まじAのくせに生意気なんだけど！

誰？俺の知ってるやつ？」




…あんたにだけは生意気って言われたくないよっ！



「…ん？ニカは知らない人だよ…。」



玉「へー、どんな人なの？」




「ど、どんな人？！



んー…真っ直ぐで優しい人…かな。」




二「惚気かよ！」


「ちがっ！だって聞かれたから//!!」


二「謙遜しろよ。謙遜。」



「ちょ、もうニカは黙ってよ！」





玉「いいねぇ〜会ってみたいわーAの彼氏。」



「そ、そう…？」



……毎日会ってるけどね？会社で。






そこから恋愛話になって、根掘り葉掘り聞いてこようとする2人(特にニカ)にだんだんシラフじゃ話せなくて、進んでいくお酒。





.





「だからぁ、言えないのっこれ以上は！」



二「はぁ？写メとかねーのかよ？」



「………………ないっ。」





玉「…これは、あるやつだね。(笑)」




「ないっ！ふふっ！」




二「俺たちに隠すとか初めてじゃね？何なの？」




玉「…まあまあ、いい人そうで何よりじゃん。」




「やっぱ玉ちゃんは優しいねー。
…一階堂と違って。」



二「おいっ、一階足りてねえ！！」




「んふふっ。アホだね、ニカって。(笑)」




玉「Aめっちゃ笑うじゃん。(笑)」




二「みつさんが、酔ったらにやにやし出すって言ってたのこれだ。うぜーやつだな。(笑)」




玉「いつもそこまで酔わないのにな。(笑)」






二「あっ！おい絶対寝んなよ！！」





「…寝ないわっ。」




玉「ふはっ、もう半目じゃん！(笑)」




二「おいAっ！起きろ！！」




「…おきるっ……おきたっ…！」




玉「(笑)。A？いけるなら、迎えに来てもらったら？」




「だめっ！！


ちゃんと…帰れる。大丈夫。」




二「何でそんな拒否んだよ。(笑)」






「忙しい人だから…ちゃんと休んでほしいの…。」





二「……しょーがねーやつだな。







…てっ、おい！A！寝んな！！」

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