ちいさな恋 3rd

＊ ページ18

北山side



ケーキを食べた後は、うちの可愛い彼女も頂いたわけで。(予定通り)


安定の長い長い聖夜だったわけで←




それにしても昨日はAの方がなかなか離れなかったっつーか…




" 宏光っ…すきっ"



"もっと…くっつきたいの/// "






……やば。思い出したらニヤけるわ。


いつもより積極的だったのは、クリスマスの雰囲気に後押しされたのか？



結果的にそんなAが可愛くて、何回も求めちゃったんだけど。



お陰でまだ俺の腕の中でぐっすり眠ってるA。






…今日はいい1日だったな。



気持ちを隠して何十回も一緒に歩いた帰り道を、Aがそんな風に思ってたんだって知れた去年のクリスマス。


酔ってたけど、俺あの時のAの笑顔は絶対忘れないと思う。

…あとあっまいコーヒーの味も。(笑)





あの日は繋ぎたくても繋げなかった手を、今は差し出せばぎゅっと握り返してくれる。




嬉しくて、今も繋ぐたびにAの手確かめる癖が抜けねーし。

…絶対言えねーけど。(笑)





今日は今日で、イルミネーションを見上げる横顔があんまり綺麗でフツーに見惚れて。



隣で一日中ずーっと嬉しそうに笑ってるAをみてたら、すげー幸せだって感じた。









" 離さないでね…ずっと。"






「…離すわけねーじゃん。


ずーっと面倒みてやる。」





そっと頬に触れると、目を閉じたままふにゃっと笑ったA。



ほんと、鷲掴んでくれるぜ。



「…一生飽きねーよ。(笑)」




ぎゅっと抱きしめて、もう一度目を閉じた。




そんなクリスマスの出来事。





end.

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