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北「さっみー!!」
「ふふっ、鼻赤いよ。トナカイみたい!」
北「いやお前もな。(笑)」
「……トナみつ。(笑)」
北「やめろや、めっちゃ間抜けじゃねーか。(笑)」
イルミネーションの時間までは、ふらっとお店に入ったり、お茶したり。
他愛ない話をしながらも、宏光と過ごすクリスマスが嬉しくて。
北「何、ずっとにやけてるけど。(笑)」
「んー?
…嬉しい。(笑)」
北「…それはそれは。(笑)」
すっかり日も暮れて、楽しみにしてたイルミネーションへ向かう。
どんどん人が増えてきて、周りはカップルだらけ。
「やっぱりすごい人だね…」
北「はぐれんなよ。」
そう言って、手を繋ぎ直してコートのポケットに入れてくれた。
グッと近づく距離にも、ひとつひとつの仕草にもきゅんとしちゃって、今じゃ完全に私の好きの方が重いんだろうな…
なんて思って歩いてたら、目の前に広がった光の世界。
「わ……
綺麗……。」
あんまり綺麗で、一瞬言葉を忘れてしまうぐらい。
「…ね、すっごく綺麗だね…?」
そう言って隣を見上げると、こっちを見ていた宏光と、至近距離で目が合った。
北「ん…すげー綺麗。」
「っ//」
そらさずに真っ直ぐこっちを見る優しい目に、一瞬でバカみたいになり出す心臓。
どうしようもなくなって、目線を戻して肩に顔を預けた。
そのままキラキラ光るライトに見とれているとポケットの中で繋いでた手が離れて、頭に触れる。
…なんて幸せなんだろ。
このまま時間が止まればいいのに…
なんて、ラブソングの歌詞みたいなこと思ってしまうぐらい。
「…来年も一緒に来たいな。」
北「そーだな。」
「じゃー帰ろっか?」
北「え?帰んの?飯は?」
「え?帰るよ?」
北「帰んの?!」
「帰るってば。(笑)」
北「…そうなの?」
「ふふ。はいっ、行くよ。」
全然腑に落ちてない表情の宏光の手を取って歩き出す。
思ってたプランと違ったからか、帰りの電車はちょっと不機嫌で口数が少ない。
そうだよね、こうなることは想定内。
…でもね、私だって色々準備したんだもん。ここは譲れないの。
マンションにたどり着いて、手を繋いだままエントランスに入ろうとすると
北「え?俺帰んないの?」
聞いてくるから
「え?帰るの?
…まだクリスマス終わってないよ?」
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にこ(プロフ) - 恵美さん» コメントありがとうございます!更新が遅くなってすみません!!そんなにキュンキュンしていただけて嬉しいですっ!!みつ先輩、いいですよねぇ。(笑)結構私の理想、詰め込んでます!(笑) (2019年2月10日 7時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - こんばんは…めちゃくちゃキュンキュンしました。早く続きが読みたくて仕方なかったです。みっくんがかっこよすぎます。 (2019年2月9日 22時) (レス) id: c8e875f920 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - piroponcandyさん» ありがとうございます〜!!みつ先輩、ほんと迎えに来て欲しい〜!って思いながら私も作りました!(笑)結局優しい先輩と、もうここからは甘々です。(笑) (2019年2月5日 7時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
piroponcandy(プロフ) - もう〜nicoさーん、先輩と同じ、最高\(^.^)/やぁ〜ん、ミツ先輩に迎えに来て欲しい(//∇//)迎えに来て、自分の部屋に連れて帰って、怒ってるけど、隣にお前が居ねぇと眠れないってミツ先輩。一緒に寝た〜い。 (2019年2月3日 20時) (レス) id: 46be81a717 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - moraさん» ありがとうございます!!幼馴染、気に入って頂けて嬉しいです!続編、まだ決めていないのですが、この話の続きもまた作りたいと思っています!嬉しいリクエストありがとうございます〜(*^^*)! (2019年1月28日 21時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2018年9月7日 6時