ちいさな恋 3rd

＊ ページ11

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「あ、いえ…



…幸せだなぁ、って思って。」








北「……まーた可愛いこと言っちゃって。」





私から目線を外してそう言うと、繋がれていた手に指が絡む。


その手にぎゅっと力が込められると、


同じように私の胸もぎゅっとなるのがわかった。



その後は口数は少し減って

でもゆっくりと、穏やかな気持ちで家路をたどっていく。



あと少しで着くって所で立ち止まった北山さん。


不思議に思って振り向くと、急に手を引っ張られてとんっと彼の胸の中に収まる



「えっ///？」





ぎゅっと私を抱きしめると






「…あー帰したくない。」






そう耳元で聞こえた声






「北山さ…『呼び方、ちがうよ？』





見つめられると、魔法にかかったみたいに動けなくて…。





「…ひろくっ///」





呼び終わる前に目の前が暗くなって、一瞬唇に感じた温もり。








北「…キス…してもいい？」






「っ/// もう……してます…。」






北「……気づかなかったから、もう一回。」





そう言うと、もう一度重なった唇。



好きが溢れてもう胸がいっぱいで


たまらずに掴んだ背中のシャツ。




少しして

おでこがぶつかる距離で見つめ合うと





北「俺もすげぇ幸せ。」




って笑った…ひろくん。




背中に手を回せば、ぎゅっと抱きしめ返してくれるこの温もりを、ずっとずっと大切にしたい







「 …だいすき。」






この先もずーっと、私の大切な、愛しい担当さん。






担当さん END.








＊ ＊ ＊


2018.9.17

＊みっくん HAPPY BIRTHDAY 33th!! ＊

ステキな一年になりますように!!





＊ ＊ ＊

◎作者より◎


最後まで読んでいただいてありがとうございます！

嬉しいコメントにたくさんのお気に入り登録、評価、ほんっとうに嬉しいです！



担当さん、さいごは甘々でしたねww


みっくんのお誕生日なので、それもまぁいっかな！なんてのんきに考えていましたw



美容師が似合いすぎるみっくん。

いつか書きたいと思っていた設定でした！



でもこの話は最後まで藤ヶ谷くんが男前だったー！



マイペース更新ですが、気が向いた時にふらっと覗いていただけると嬉しいです◎

これからもよろしくお願いします。


nico.

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