ちいさな恋 2nd

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北『そっかそっか！
ごめんね、個人情報…流用してます…』


「ふふっ、全然大丈夫です！
お仕事終わりですか？」


北『うん、今帰って風呂入ったところ。




なんか…変な感じ。
Aちゃんと電話で話してるとか。』



それは私も思ってたこと。

北山さんの声、電話で聞くといつもとちょっと違って…それにもすごくドキドキする。



「ほんとですねー。

なんか…新鮮です。(笑)」



北『うん、月イチで来てくれるの、俺めっちゃ楽しみにしてるからねーいつも。』



なんて、嬉しいことを言われて左耳が熱くなる。



「ま、またまた！
私の方ですよー、楽しみにしてるの！

今日も可愛くしてもらえて、みんなに褒められました！」



北『…ほんと？よかったわー！
腕によりをかけましたのでね！』



耳元で聞こえる優しい声に胸がきゅんとなる。



「いつもありがとうございます。(笑)
また来月お願いしますね。」




北『…来月まで長いわーーー。(笑)

あ、それまでに都合合えばご飯行きたいと思ってるんだけど…』




「あ…はい/// 私でよかったらぜひ…。」





北『んふふ、よーし楽しみ増えた！(笑)
行けそうな日確認してまた連絡するね。』



「はい/// 私も…楽しみにしてます///」



そう言うと同時にマンションにたどり着いて、鍵を開ける。



北『…ん。あ、Aちゃん、そろそろ家着いた？』




「あ、はい！今ちょうど…。」





北『おっ、よかった。おかえりー。(笑)』





「ただいま…です///」




北『んふ。じゃー今日はゆっくり休んで。

またかけまーす。(笑)』





「ありがとうございます！
北山さんも…明日も仕事頑張ってくださいね。

おやすみなさい。」




北『んー、ありがと。おやすみ。』









「っはぁぁぁぁーー。」




通話が終わり、ソファに座ると同時に漏れたため息。




ドキドキしすぎてずっと顔があっつい。


北山さんとの初めての電話。


夢みたいで、嬉しすぎて、一気に酔いも覚めた。(笑)



いつもは1ヶ月我慢してやっと会える北山さんに、

サロン以外で会えるんだ…。








…太輔、やっぱりまだお店には行けそうにありません。(笑)

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