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そう言うと隣に腰掛ける宏光。
「…いいよ?宏光戻らないと探されるでしょ?(笑)」
北「いや、俺も結構飲んだし休憩。
それにお前置いてったらここで寝そうだし。」
「んー、今ね、どこでもドアが欲しい…。」
北「うぜー酔っ払いだな。(笑) 水飲め、水!」
笑ってる宏光を横目で睨みながらも、言われた通りもらった水を飲む。
…私が戻らないと、きっと宏光も戻れないよね。
「…よし、もう大丈夫!」
そう言って立ち上がった瞬間、よろけてぐらりと揺れる視界。
転ぶ!と思った瞬間、ぐっと腕を引き寄せられて抱きとめられる。
北「っあっぶね!
お前…どこが大丈夫だよ。」
片手を背中に回したまま話す宏光。
突然の出来事と、この至近距離にうまく情報処理出来ない頭。
「ごっごめん!結構足にきてるみたい…///」
そう言って慌てて離れようとすると、背中の手にぐっと力が入る
「えっ、宏光?///」
北「…なぁ、お前めっちゃいい匂いすんだけど。」
耳元で聞こえる低い声にぞわぞわする。
「やだ!///今日何もつけてないよ///」
北「 …シャンプーってこと?
……それ、萌えるわ。」
そう言って笑いながら離れた宏光。
…酔ってて良かった。じゃなきゃ絶対顔赤いのバレてたもん…
それに…いい匂いなのはそっちの方!!!(心の声)
「お手洗い寄るから先戻ってて。」
ドキドキを悟られないように平常心を必死で保つ。
一息ついてから戻ると、まだ飲み会は盛り上がってて、さっき戻った宏光はすっかり先輩と後輩に囲まれていた。
"転びそうだったのを助けてくれただけ"
甘めの果実酒で、冷めてきた酔いを呼び戻しながらそう言い聞かせる。
「お隣お邪魔しまーす。」
そう言ってやってきたのは、後輩の玉森くん。
「玉ちゃん。どーしたのー?」
玉「Aさん、さっきどこ行ってたんすか?
俺、探してたのに。」
「そうなの?ごめん、ちょっと飲みすぎたから酔い冷ましてたの。 なんか用事だった?」
玉「……Aさんの隣でゆっくり飲みたかっただけでーす。」
「玉ちゃん、酔ってるでしょ?(笑)」
玉「…だって部長手加減ないんだもん。」
そう言って、いつも以上に目をとろんとさせてる姿はとっても可愛くて癒される。
「はいはい。(笑)可愛いねー君は。」
そう言って笑うと、なぜか溜息をつかれる。
玉「Aさん、自分のことわかってないですよね。」
「ん?何が?」
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にこ(プロフ) - まみさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなってしまってすみません〜涙 私の理想を詰め放題のストーリーで…(笑)お付き合い頂けて嬉しいです!これからもよろしくお願いします◎ (2018年9月7日 16時) (レス) id: 5bac281d3f (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - 甘ーーーーい!!こんな人と出会いたかった…!!ホントの北山さんもこんな人であって欲しいです笑 更新楽しみにしております! (2018年8月14日 23時) (レス) id: f3968219e9 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - moraさん» コメントありがとうございます!ほんと、言われたいですよね〜!(笑)同期にいたら仕事できませんよね。(笑) (2018年6月25日 0時) (レス) id: 5bac281d3f (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - 北山さん素敵すぎるー!キュンキュンしちゃいますねー!幸せすぎるってー!言われたいっ!笑 (2018年6月24日 23時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - まきこさん» コメントありがとうございます!うれしいです〜!!理想を詰め込んで見ました。(笑)これからも楽しんでいただけるように頑張ります! (2018年6月24日 23時) (レス) id: 5bac281d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2018年5月5日 16時