* ページ34
一粒こぼれた涙の雫を、すくってくれるみつの指。
「………ずっとだよ?」
『そうだよ、ずっと。 覚悟して。』
そう言うとあの頃と変わらないみつの香りに包まれる
大好きだった香りと一緒に、ぶわっと昔の記憶が戻ってきて涙が止まらない。
「…かくごっ…する。」
『…泣き虫。』
そう言って顔を覗き込んでくる。
『ふ、めっちゃ不細工。笑』
反論しようとしたのに、次の瞬間には唇が重なっていた。
その後、痛いほど抱きしめながら
『……嘘。めっちゃ綺麗になっててびびった。
もう……俺のもん。』
と耳元でつぶやくみつ
「……じゃ 『ジャイアンじゃねーからな』
「…ジャイアンって、本当は優しいんだよ?
みつのそういうところが、昔も……今も好きだから。
……ずっと想ってくれててありがとう。」
そう言うと、もう一度降ってきたみつの唇。
『あーもう、ジャイアンでもなんでもいーわ…。』
憂鬱で仕方なかった今日が
忘れられない運命の1日になった。
不器用な2人の、再会の夜に。
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にこ(プロフ) - 利緒さん» お知らせありがとうございます!!すぐ訂正させて頂きました!何度も見たはずなのに気付かなかったです!いつも読んでいただいてありがとうございます! (2018年4月25日 22時) (レス) id: 5bac281d3f (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ちい★さん» コメントありがとうございます!!わぁー嬉しいです!甘い話が書きたくて、ガヤさんに登場してもらったんですが(笑)…どうかなーと心配していたので、ちい★さんのコメント本当に嬉しいです!またいつでものぞいて下さい(*^^*) (2018年4月25日 22時) (レス) id: 5bac281d3f (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 雅さん» 私も、誰の話か書くのをすっかり忘れて書いてしまって!(笑)テンション上がっていただけて良かったです(*^^*) (2018年4月25日 22時) (レス) id: 5bac281d3f (このIDを非表示/違反報告)
利緒 - 続けてのコメントですみません(>_<) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年4月25日 21時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
利緒 - こんばんは(*^^*) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 *ページ38のここの台詞 まだ薬が効く気配はなくてつらいけど、ぎゅっと抱きしめて背中をさすってくれる大きな手にとてもなく安心する。 これ正しくてとてつもなくではないんでしょうか? (2018年4月25日 21時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2018年4月7日 5時