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全テスト終了を告げるチャイムが鳴る。




「はぁ、終わった…」


『んー、』



後ろで誠司くんが伸びをしているのが分かる。

後ろを向いて、話しかけた。



「どうやった?」



彼は、変なところを向いている。



「ねぇ、どうやった?」



どうやら、放心状態のようだ。



「ん、ねぇ誠司くん!」


『ぅあっ、あぁ、ごめん。なんて?』



慌てて目を擦りながらこっちを向く。

やっと魂が戻ってきたと思えば聞いてないんかい



「どうやった?って」


『んまぁ、ぼちぼちかな、こっちは』


「私は、英語以外自信ない」


『お、珍しいやん』


「バカにしてんの!?」


『はは、おもろ』




.





>「今からテストと成績表返すぞー」



先生の言葉と共に、教室がとてもと言っていいほど騒ぎ出す。



「そわそわする」


『Aなら大丈夫やって!俺より頭いいんやから』


「うん、」


『もっとポジティブに!な』


「もう、なんでもいいや(笑)」


『それはあかんてw』


>「小林ーおーい、小林誠司ー」


『あっ!すんません』


>「お前名簿早いんやから、もうちょいはよ並べよー」


『気をつけます!』



成績表を受け取って戻ってくる。



「何位?何位?」


『言わないかんやつ?』


「言わないかんやつ」


『…56』


「ええやんか!」


『やって、半分よりも下やろ?』


「今までの考えればええ方やん、ちょっと並んでくるわ」



列につくと、ちょうど次が私の番だった。



>「AAー」



半信半疑な気持ちで成績表を受け取った。






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設定タグ:プロ野球 , 東京読売ジャイアンツ , 小林誠司   
作品ジャンル:恋愛
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だらだらピカチュウ(プロフ) - 聖音美紅さん» ありがとうございます!一途のヒロイン結構大変でした、、、(笑)実はちょっとsideを変えて書こうかなぁとも思っていますが、長編は疲れてしまったのでしばらくはやめておこうと思ってます(^^;;また気が向いたら公開するかもしれないです(^-^) (2019年6月12日 23時) (レス) id: 24f53a6468 (このIDを非表示/違反報告)
聖音美紅(プロフ) - 全部読ませていただきました!!ずっと待っていたヒロイン一途でいいですね!もしよろしければ続編も期待しています! (2019年6月12日 22時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
だらだらピカチュウ(プロフ) - ありがとうございます!面白いって言って貰えると更新する気も上がります♪続き楽しみにしててください! (2018年9月23日 20時) (レス) id: 8fd2671549 (このIDを非表示/違反報告)
イヅ(プロフ) - この小説面白い!更新頑張って下さい!! (2018年9月23日 20時) (レス) id: 0266ec0724 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だらだらピカチュウ | 作者ホームページ:プロ野球  
作成日時:2018年9月23日 14時

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