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もう、ダメだ



誰も、彼のことを見なくなったのかも、しれない






無意識のうちに、私は電話を掛けていた







「…もしもし」


>「えっ、どうした!?」


「私、もう諦めようと思うんだ、誠司くんのこと」


>「…え?なんで?」


「なんでって、誠司くん、振り向いてくれないんだもん…(笑)」


>「だからって…、もうちょっと粘ってみたら?」




対抗するような彼女の言葉に、私は声を荒らげた




「もう充分粘ったよ!何年も何年も!」


>「すぐに諦めることないでしょ?」


「9年も片想いしてれば分かるよ!どこにいるかなんて分からないよ。誠司くんは白馬の王子様じゃないの!」


>「Aはなんとか探そうと思わないの!?」


「思ってる、思ってるよ!?でもそんなの地図がない宝探しじゃない!」


>「だからこそ、探すんじゃ「ねぇ」」


「あなたは、私の味方じゃなかったの」


>「味方だよ!だからこうやって言ってんじゃん」


「味方だったらすんなり受け止めるんじゃないの!?訳分かんない、もういいから!」




電話をぶちぎって、ソファに投げつけた。



そして1人で、泣いた。泣きじゃくった。






もう彼女が味方してくれることはないだろう






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設定タグ:プロ野球 , 東京読売ジャイアンツ , 小林誠司   
作品ジャンル:恋愛
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だらだらピカチュウ(プロフ) - 聖音美紅さん» ありがとうございます!一途のヒロイン結構大変でした、、、(笑)実はちょっとsideを変えて書こうかなぁとも思っていますが、長編は疲れてしまったのでしばらくはやめておこうと思ってます(^^;;また気が向いたら公開するかもしれないです(^-^) (2019年6月12日 23時) (レス) id: 24f53a6468 (このIDを非表示/違反報告)
聖音美紅(プロフ) - 全部読ませていただきました!!ずっと待っていたヒロイン一途でいいですね!もしよろしければ続編も期待しています! (2019年6月12日 22時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
だらだらピカチュウ(プロフ) - ありがとうございます!面白いって言って貰えると更新する気も上がります♪続き楽しみにしててください! (2018年9月23日 20時) (レス) id: 8fd2671549 (このIDを非表示/違反報告)
イヅ(プロフ) - この小説面白い!更新頑張って下さい!! (2018年9月23日 20時) (レス) id: 0266ec0724 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だらだらピカチュウ | 作者ホームページ:プロ野球  
作成日時:2018年9月23日 14時

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