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もうすぐ冬休み。
時がすぎるのは早い、なんて
『なぁ、A』
「なに？」
『冬休み、どっか行かへん？』
「いいけど…って、え！？」
『え、て何がや』
「いや、なんかびっくりしただけ」
どっか行く…ってそれ、デー…ト？
いやいやいや、そんなはずはない。
恋人じゃあるまいし、向こうはデートだなんて思ってない。ないない。うん。そうだ。デートじゃない。
「ど、どこに？」
『どこがええ？』
「なんでもええけど」
『んー、じゃあ俺また決めてくるわ！』
「う、うん」
すると、彼は“あ、そうや“と忘れていたかのようにぱっと顔を変えて机を漁り始めた。
何かと思って見ていると、しわくちゃになった紙を取り出してなにかを書き出した。
『はい、これ』
見ると、なんらかの数字が。
暗号？
『これ、俺ん家の電話番号』
「貰って、いいの？」
『携帯とか持っとらんし、連絡取らな、いかんやろ？』
「まぁ…」
『やから、それ、登録しといて』
「ん、」
『んじゃ、これで連絡出来るな。いろいろ決めたりするのも、電話でええから』
“俺、ミーティング行ってくるー“とぱーっと教室を出ていった彼。
その背中を遠目で見ていると、肩をぽん、と叩かれた。
「ん？」
＞「A、小林に誘われたんやろー？」
「うん」
＞「デートやないのー？」
「はっ！？」
＞「んひゃひゃ」
「何言うとるん！？デートじゃ、ない、し…」
＞「気ぃ弱ってるw内心デートや思うたんやろ」
「ま、まぁ… 図星です」
＞「ほらな？」
「どキツイなぁ…」
＞「んじゃ、頑張ってね。デート♥」
「んもぉ、はいはい頑張りますよ」
＞「あはは、照れてるーー」
「やめてよ！」
＞「分かったから。誘われてよかったですね。はいはい」
「そいでよし」
やっぱり、お見通しのようでした
デート、なのか
楽しみ、と思ってしまう自分がいた
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新作作りました
小さな太陽は青を照らす
是非読んでください！
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だらだらピカチュウ(プロフ) - 聖音美紅さん» ありがとうございます！一途のヒロイン結構大変でした、、、(笑)実はちょっとsideを変えて書こうかなぁとも思っていますが、長編は疲れてしまったのでしばらくはやめておこうと思ってます(^^;;また気が向いたら公開するかもしれないです(^-^) (2019年6月12日 23時) (
レス) id: 24f53a6468 (このIDを非表示/違反報告)
聖音美紅(プロフ) - 全部読ませていただきました!!ずっと待っていたヒロイン一途でいいですね！もしよろしければ続編も期待しています！ (2019年6月12日 22時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
だらだらピカチュウ(プロフ) - ありがとうございます！面白いって言って貰えると更新する気も上がります♪続き楽しみにしててください！ (2018年9月23日 20時) (レス) id: 8fd2671549 (このIDを非表示/違反報告)
イヅ(プロフ) - この小説面白い！更新頑張って下さい!! (2018年9月23日 20時) (レス) id: 0266ec0724 (このIDを非表示/違反報告)
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