【Fischer's】七色の色

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-Silk side-




｢イベント_______?｣





モ｢うん。あと1ヶ月くらいで年が明けるし、この時期に会議があるならそうなんじゃないかってンダホ達が話してた。｣







マサイの部屋での撮影を終えた俺は、マンションから出たすぐ側の段差に腰をかける。





そこにやって来たモトキは、俺の前に立つなりイベントについて口を開いた。







モ｢俺的にははじめさんとかが1番最後の開催者になりそうだなーとか思ってるんだよね。｣




｢はじめさんのマネージャーさん、優しいからな。確かに。｣







______その優しさが、誰かにとっての塩になりそうだけどな。









モ｢__とか___とかは最後じゃなさそうだね。予想は序盤。｣






｢あーわかる気もする。____が最後の開催者とかありえねえwもし本当にそうだったらもう俺ダメだww｣









____ただの、他愛もない会話だ。







あいつは何番であいつが何番、それを予想してるだけの会話。








............人を傷つける要素なんて、ひとつもない。







ﾄﾞｻｯ




｢............?A?｣








座って話す俺の視野に入ったAは、白い箱を床に落とし、これまでに無いくらい不安で押しつぶされた顔をしていた。









A｢............。｣









Aは表情を一切変えず、何も言わずに背中を向けて走って行った。







追いかければ、すぐ捕まえられるんだと思う。







だけど、






追いかけて捕まえて、その後の行動を取る勇気がない。









俺はなんでAがあんな顔して去っていったのかが分からない。







...だから余計、聞かなきゃいけないんだろうけど。









｢ぜってえ......俺のせい。｣

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