15Marin ページ20
Aは事故前の記憶が無い。
つまり、今のAは所詮事故前のAの2代目に過ぎない。
本当のAじゃ、ない。
それなのに、そんなAを好きになったマサイは。
Aは自分が2代目だって事を自覚しているから、万が一誰かの事を好きになったって、
その誰かもAの事を好きになったって、
Aは気持ちに答えないだろう。
俺は分かる。そういう奴だから。
そうなると、辛い思いをすんのはマサイなんだ。
Aはまだ人を好きになる事を知らない。
つまり、まだそういう心の痛みには気付いてないから、
だから、マサイだけ。マサイだけが、苦しく痛く、辛い思いをするんだ。
マ｢______。｣ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
｢もしもし。｣
A『あ、シルク...。その、大丈夫?段々と混んできてるから...。
私今皆とはぐれちゃったから待ち合わせしてるんだけど......。』
あ、彼奴、何か言おうとした。
俺の携帯が鳴ったから、すぐ口閉じたけど。
｢はぐれた...?すぐ俺達行くわ、どこにいんの?｣
A『......海月コーナーの辺り。』
｢分かったすぐ行くからそっから1歩も動くんじゃねーぞ。｣
どうやらAは他のメンバーとはぐれたらしく、2階の海月コーナーで待ち合わせをしているらしい。
5人もいんのにすぐ駆けつけらんねぇってことは、相当混んできてやがる。
｢終わりだAんトコ行くぞ。｣
俺は電話を切って、マサイに話の終わりを告げた。
これ以上したって、なんの解決にも繋がらねぇ。
だったら考えるより行動に出た方が良い。
マ｢ちょっと待って。｣
｢あ?｣
マ｢こっちは認めたんだからそっちも認めたら?｣
早くAの所に行ってやりたい俺を止めたマサイは、一言吐き捨てて俺に背中を向ける。
彼奴は、
黒い半袖のパーカーに手ぇ突っ込んで、
さっさと歩いて行く。
ちょっと待て、んだよそれ。
認める?___知るか何をだよ。
自分の事は、分かんねぇんだよ。
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アカツキ(プロフ) - よつ葉＠YouTube命。さん» 嬉しいですうぅ...ありがとうございます!!!! ちょー頑張ります! (2018年2月22日 17時) (
レス) id: ef5150885a (このIDを非表示/違反報告)
よつ葉＠YouTube命。(プロフ) - アカツキさん» いえいえ！私はほんっとーに作者様の小説が大好きです……！新作も頑張って下さい(；ω；) (2018年2月22日 14時) (レス) id: ffb429862a (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - よつ葉＠YouTube命。さん» 嬉しすぎますありがとうございます!! 無事完結しましたァ!!ここまで、沢山の応援ほんっとーにありがとうございました!!!よつばさんの応援があったから、そう言ってもらえるような作品がかけたのかもしれません!!本当にありがとうございます! (2018年2月21日 19時) (レス) id: ef5150885a (このIDを非表示/違反報告)
よつ葉＠YouTube命。(プロフ) - おおお！！！やっぱ作者さんの書き方憧れます(；ω；)頑張って下さい！ (2018年2月21日 19時) (レス) id: ffb429862a (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - そそ、そんな...!!嬉しすぎてはげます...ありがとうございます!!!めちゃくちゃがんばりますううう!!!!! (2018年2月18日 17時) (レス) id: ef5150885a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカツキ | 作成日時：2018年1月24日 19時
