四十六話 二ヶ月 ページ5
学「お主がここに来て、もう二ヶ月か
早いのう」
明日からは、夏休み
学園長と話をしている
学「学園は楽しいか？」
あ「はい
皆、わからないことは教えてくれて
仲良くしてくれます」
学「そうか、それはなによりじゃ
…やりたい事はどうじゃ」
あ「…少し前、利吉さんに会いました
そこで、父が『私がやりたい事をやるのが父の願い』
ということを知って
……やりたい事がわからなくなってしまいました」
学「…そうか
それならいいんじゃ」
学園長は微笑んだ
何故か嬉しそう
あ「そういえば、聞きたいことがあります」
学「なんじゃ？」
あ「一年生と話したりしてわかったんですが
どうして、私が編入したことを
下級生には話してないんですか？」
学「下級生は……特に一年生は
気になったらすぐに聞いてくる
お主、あの頃はまだ表情が硬かった
余計な負担をかけたくなかったんじゃ」
あ「そうだったんですか」
学園長なりの、気遣いだったんだな
学「そうじゃ
四年生で何処かへ出かけるんじゃなかったか？」
あ「はい、未だに何処に行くか
決まってはいませんが」
学「これに行ってみてはどうじゃ？」
あ「これは…」
学園長が出した紙には
花火の絵が描かれていた
日付は夏休み真ん中くらいの
祭りのチラシだった
確かに、夏祭りの話は出ていない
学「わしの知り合いがいる少し大きめの村でな
これから配る紙を、一枚もらったんじゃ」
あ「ありがとうございます
皆に、言ってみます」
学「うむ」
えっと、滝は…
あ「あ、いた
滝夜叉丸くん、綾部くん」
滝「ん？A、どうしたんだ？」
綾「なに〜？」
う、穴から顔を出す綾部くん可愛い…
じゃなくて
あ「学園長から聞いたんだけど
この夏祭り、皆で行かない？」
滝「夏祭りか、いいじゃないか」
綾「僕、綿あめ食べたい」
お、乗り気だ
滝「では、三木ヱ門やタカ丸さんにも確認してみよう」
結局、夏祭りに行くことになり
忍術学園で待ち合わせになった
そういえば、お母さんが
大きくなったら着せてあげる
って言ってた浴衣があったような
少し、探してみようかな
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妖福(プロフ) - なななさん» コメントありがとうございます！ドキドキ…そんな風に言ってもらえるなんてすごく嬉しいです！！更新頑張ります！！！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 初めまして。三郎が大好きでこちらの作品を拝見させていただき、とても素敵な三郎に会えて嬉しいです。夜中に一気に読んでしまいました。三郎の一言一言に自分もドキドキしました。こらからも頑張って下さい(^^) (2020年9月10日 5時) (レス) id: c0f8350906 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - ちびきゅうさん» コメントありがとうございます！好きが強くなってくれてる…とても嬉しいです！更新頑張りますね！！ (2020年9月9日 19時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - とてもおもしろかったです！もともと三郎が大好きなのですがこの作品を読んでさらに大好きになりました！！更新頑張ってください(*´∇`*) (2020年9月9日 5時) (レス) id: d482c4bf0c (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！コメントありがとうございます！！楽しんでくれて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年8月10日 16時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：教六 | 作成日時：2020年7月22日 18時
