六十四話 腹 ページ23
木「では、合同授業を始める
呼ばれた人は箱の中からくじを引いて
書いてある課題をこなしてください
ではまず…」
まぁ、五年生と組むことになるよね
モブキャラ以外がいいなぁ
木「と綾部、鉢屋とA」
あ、すごい
大当たりだった
三郎がくじを引いてこっちにくる
鉢「……これは…はずれを引いたな」
あ「難しい課題だったんですか？」
くじには
『カエンタケ城の
紋章が付いている道具を取ってくる』
と書いてあった
…カエンタケ城って
鉢「カエンタケ城は忍がそこそこ強い
この課題、少し手こずるぞ」
……無事に帰ってこれるよね…？
…あった
紋章が付いていればいいんだよね
あ(この手裏剣でいいかな)
道具を持って外に出た
…おかしい、気がする
中に入ることも
外に出ることも簡単にできた
そういえば
中で何かお祝いをしていたな…
…もしかして
鉢「…すまない
戦うことになりそうだ」
あ「私も気付きました」
「なんだ
後ろから仕留めようと思ったんだが」
忍が四人出てきた
リーダーらしき人が話す
「姫の九つのお祝いだ
中で騒ぐ訳にはいかないだろう？
…さあ、覚悟を決めろ」
鉢「…此処に来る前から
戦う覚悟はしてきたよ」
手裏剣が飛んでくる
…戦うしかないか
三郎にあんまり怪我させたくないな
あ「…っ、うあ…っ！！！」
鮮血が飛び散る
刀で腹を斬られた
視界がぼやけて、気を失いかける
あ「…っ！！」
私を斬った忍をなんとか気絶させる
三郎も他の忍を追い払えたらしい
鉢「大丈…！」
私の腹を見て驚く
真っ赤に染まって
ボタボタと血が落ちていく
鉢「…っ！
取り敢えず止血するぞ」
三郎が触れてくる
何故かあまり恐怖はない
私死ぬのかな
生きてたらいいなとか
能天気に考えている
鉢「急いで忍術学園に帰るぞ
此処じゃ手当てできない」
…あ、此処からなら
あ「此処からなら
私の家の方が近いです」
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妖福(プロフ) - なななさん» コメントありがとうございます！ドキドキ…そんな風に言ってもらえるなんてすごく嬉しいです！！更新頑張ります！！！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 初めまして。三郎が大好きでこちらの作品を拝見させていただき、とても素敵な三郎に会えて嬉しいです。夜中に一気に読んでしまいました。三郎の一言一言に自分もドキドキしました。こらからも頑張って下さい(^^) (2020年9月10日 5時) (レス) id: c0f8350906 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - ちびきゅうさん» コメントありがとうございます！好きが強くなってくれてる…とても嬉しいです！更新頑張りますね！！ (2020年9月9日 19時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - とてもおもしろかったです！もともと三郎が大好きなのですがこの作品を読んでさらに大好きになりました！！更新頑張ってください(*´∇`*) (2020年9月9日 5時) (レス) id: d482c4bf0c (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！コメントありがとうございます！！楽しんでくれて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年8月10日 16時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：教六 | 作成日時：2020年7月22日 18時
