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六十三話 確認 ページ22

鉢「A」

あ「!…はい」

鉢「お前、なんでいつも驚くんだ」


いや、だって推しが目の前にいたら
そりゃあ、ねぇ…?


鉢「まぁ、今はいい
A、五月の合同授業のこと
覚えているか?」

あ「…はい
覚えています」


ニガクリタケ城の旗をとる任務

私が蔵の中に入って旗を取りに行って
気づかれそうになった


鉢「それと、少し前
乱太郎達が百点をとったことを
言いに来たとき」


三郎、見てたんだ
…蹲ってたのも見られたのかな……


鉢「その二つのことから気づいたんだが
…お前『やればできる』と言う言葉
怖い、苦手…なのか?」

あ「…っ……」


聞いただけで胸が苦しくなる
唾を飲み込んで
なんとか気を保ちながら答える


あ「…はい、怖い、です」

鉢「…そうか
確認したかっただけだ」

あ「…確認?」

鉢「お前はこの言葉が怖い、と
わからなければ気をつけることも出来ない
だから確認した、それだけだ」

あ「…面倒くさい、とか
思わないんですか?」

鉢「何故面倒くさいんだ
恋人を大事に扱うのは当たり前だろう」


…恋人、か


あ「そうですか」


…自然と口元が緩んでしまう
多分今、ニヤニヤしてる


鉢「…なに笑ってんだ」

あ「いえ
恋人、と言われたのが嬉しくて」

鉢「これからいくらでも言ってやるさ」

あ「…それは
これからも一緒にいてくれる
ということでしょうか?」

鉢「……知らん」


あ、耳少し赤い
恋人、と言うのは平気なのに
一緒にいる、というのは恥ずかしいのか

…私も同じ様なものか






さて、そろそろ授業終わる頃かな


先生「…お、鐘がなりましたね
ではお知らせをして終わりますかね」

あ(お知らせ…?)

先生「来月、五年生との合同授業があります
皆、鍛錬に励むように」


…合同授業か
少し、楽しみかな

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妖福(プロフ) - なななさん» コメントありがとうございます!ドキドキ…そんな風に言ってもらえるなんてすごく嬉しいです!!更新頑張ります!!! (2020年9月10日 19時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 初めまして。三郎が大好きでこちらの作品を拝見させていただき、とても素敵な三郎に会えて嬉しいです。夜中に一気に読んでしまいました。三郎の一言一言に自分もドキドキしました。こらからも頑張って下さい(^^) (2020年9月10日 5時) (レス) id: c0f8350906 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - ちびきゅうさん» コメントありがとうございます!好きが強くなってくれてる…とても嬉しいです!更新頑張りますね!! (2020年9月9日 19時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - とてもおもしろかったです!もともと三郎が大好きなのですがこの作品を読んでさらに大好きになりました!!更新頑張ってください(*´∇`*) (2020年9月9日 5時) (レス) id: d482c4bf0c (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 音かなでさん» わわっ!コメントありがとうございます!!楽しんでくれて嬉しいです!更新頑張ります!! (2020年8月10日 16時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:教六 | 作成日時:2020年7月22日 18時

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