いとこと、同居生活することになりました！【青】

ゼリー ページ21

私は、ドアを開けて向かい側にいる人を確認した。


「あれっ、ころママ！」


来たのは、ころママだった。


ころママ「Aちゃんかい？ いやー、大きくなってるわー」


ころママの手には、エコバッグがあった。


ころママ「いやー、ごめんね？ なんか、あの子が熱出したっていうから飛んできちゃった」


「は、はぁ……」


こ「なんで母さん来てんだよー！」


いつのまにか、ころちゃんが降りてきている。
ころママの声に反応したんだろう。


ころママ「あんたが風邪ひいたとか言ってるから、飛んできたのよ」


玄関からあがって、エゴバッグから、ゼリーを出すころママ。

ころママは、まるでびっくりしている私達が見えていないみたい。


ころママ「あっ、Aちゃんもゼリー好きだったよね？ はい！ Aちゃんの分も買ってきたよ！」


ころちゃんのぶどうゼリーと、私の大好きないちごゼリー。


「えー、ありがとうございます！ まさか私のまで用意してくれるなんて」


でもころママって、いつもこう。
何かあったら、絶対私のことも気にかけてくれる優しいおばさんなんだ。

ころママ「いいの、可愛い姪っ子にゼリー買わないおばちゃんなんかいないって！」


ころママは、私の背中をばんと叩いた。

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