いとこと、同居生活することになりました！【青】

帰宅 ページ15

「ただいまー」


こ「おかえり！」


私は、たぴちゃんとのお散歩を終えて家に帰った。


さ「おかえりなさい」


「撮影は？」


さ「終わったよ」


こ「後で編集してあげとく」


「なら、よかった！」


私、結構、いいタイミングを掴んで帰れたってことだよね。


さ「ところでさ……名前聞いてもいい？」


「あれ、ころちゃんからまだ聞いてなかった？」


確かに私は名乗ってなかったけど、ころちゃん何も言わなかったのかな？


さ「動画撮ったりで、まだ君の話してなくてさ」


「あ、そっか！ 改めまして、ころちゃんのいとこの、Aです。ころママと私のパパが姉弟なんだよね！」


ぺこり、と私は頭を下げる。


さ「Aちゃん、か。すとぷりのピンク担当、ころんの相方のさとみです。てかさ、ころん。このこと、他のメンバーには話したの？」


さとみくんも軽く頭を下げた。


こ「いや、まだだけど」


さ「え、これから生放送とかでころんの家に女の子いたら、みんなびびるから話した方がいいと俺は思うけど」


確かに、ひとり暮らししているはずの一緒に仕事している仲間の家に全然知らない人がいるって知ったら怖いよね。
ころちゃんが一人っ子だってことは、みんな知ってるだろうし……。

いくら親戚でも、一緒に暮らすことになったんだからね。


こ「まあ、近々話すけど」


ころちゃんは頭をかきながら言った。

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