休み時間 ページ4
転校生の5人がこそこそ話し合っている。
もしかして、あの5人は最初から知り合いだったのかな?
「あっ! うちのクラスの……」
私がいることに気づき、氷室くんは声を上げた。
「そあらと!?」
今度は忍沢くんが少しびっくりしたような声を上げた。
「あ、ごめん。もしかして5人は、もともと知り合いだったの?」
「知り合いどころか、いつも一緒だよ!」
兎原くんが言うと、
「あっ……。でもこんなこと、あんまり人に話しちゃいけないじゃん。多くの人に僕たちの正体をばらすのは、厳禁だって決めたのに」
と、犬貝くんが不安そうに言った。
「私、友達も多くないし、口が堅いから安心して」
なんだか知りたい気持ちになったし、私は友達が少ないのも口が硬いのも本当だ。
「じゃあ、いいんだね? 信じるよ?」
「って、まず君の名前教えてもらっていい?」
そういえば私の名前なんて、同じクラスの氷室くんすらまだ知らなかったよね。
「そういえばそうだったね、星泉 Aです」
「星泉 Aさん……。うん、覚えた!」
「俺たちの名前は、もうわかるよね!」
「うん、不死川くんと、兎原くんと、氷室くんと、忍沢くんと、犬貝くん……だったよね!」
「そうそう!」
よかった、ここで名前を間違えたりしたらとんでもなく失礼だもんね。
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ゆめな(プロフ) - 帝国民♪さん» コメントありがとうございます!!不定期ですが、読んでいってくださると嬉しいです(^O^) (2021年5月3日 8時) (レス) id: b3b8a8904b (このIDを非表示/違反報告)
帝国民♪ - すごく面白いです♪ これからも更新頑張ってください! コロナにもお気をつけてくださいね! (2021年5月2日 21時) (レス) id: 1d042b66db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめな | 作成日時:2021年2月6日 9時