犬系の後輩くんは、苺の王子！

引っ越し ページ26

女の子「えっ、ことはちゃんが外国に引っ越すの！？」


ことはちゃんが莉犬くんに告白したという話を聞いて、1週間後。
廊下で後輩の子達がそんな話をしていた。


女の子「うん……あの子、お父さんの転勤で行かなくちゃいけないみたいでね……」


女の子「じゃあもうすぐお別れってことね……」


女の子「大変だね……」


女の子「いきなりこういうことになっちゃうなんて可哀想に……」


ゆめ「えっ……！」


ゆめちゃんも絶句している。


「そうだったんだ……」


ゆめ「ことはちゃんが莉犬くんに告白したのは、1週間前だったよね、確か」


「うん、そのはず」


ゆめ「じゃあもしかして、蹴りをつけたってことかな……？」


「さあ……」


まさか、こんなことになるなんて予想もしなかった。

いや、人が引っ越すなんて普通予想なんかしないものだけど、ことはちゃんに関するニュースが短期間で一気にいろいろくるものだから、びっくりする。


女の子「いつぐらいだろう？」


女の子「あ、明々後日って聞いた気がする」


えっ、そんなすぐ！？

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