やっつ ページ8
Side:in
「…おーい。」
さっきから俺を見つめて固まったままの薮さん。
何度呼びかけても、微動だにしない。
そんなに俺の顔、変かなぁ…(泣)
「おれの顔、何かついてますかぁ?」
薮「……。」
「あの〜…。」
薮「へ?あぁ、何もついてない…よ?」
「…そっすか、ありがとうございます。」
やっと気づいたけど、どうしたんだろ。
やっぱり俺の顔が変だったとか?
あ、もしかしてハゲって思われた!?
「おれ、おでこが広いだけですからね!?」
薮「…は?(笑)」
「え?」
――――――――
――――
薮「あはははっ、俺、そんなこと思ってないよ?」
「いやぁ、はは…。」
どうやら俺の勘違いだったらしく、凄く笑われた。
結局、俺が恥かいただけじゃねぇか。
薮「…ははっ」
「…ふふっ、」
あれ、
俺、普通に薮さんと話せてるじゃん。
薮「俺のこと、薮でも宏太でも好きなように呼んでくれればいいよ。」
「あ、はい!俺も何でもいいです!」
…結局、LINEも交換し挨拶をしてその日は別れた。
そういえば、薮さんってどこかで見たことあるなぁ…。
ふと気になったけど、とりあえず家に入った。
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3972(プロフ) - 続き待ってます! (2016年10月22日 22時) (レス) id: f122806c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧瑞 | 作成日時:2016年5月5日 1時