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十里ほど進んだ頃に、慧が口を開いた。
慧「ちょっと寄るところがある。
帳簿を預けておくが、決して中を見てはいけない。」
宏太「何故だ。」
慧「何故でもだ。
絶対に見ることのないように。」
そして、慧は出かけていった。
しかし、人間という者は
「見るな」と言われれば、
「見たくなる」のが性である。
宏太は意を決し、帳簿を開くと
死者の名が書き連ねてあった。
その中には、宏太の名もあり
自分の目を疑った。
慧は帰ってくると
慧「何故あれほど見るなと言ったのに
見てしまったのか。」
と全面的に怒りを出していた。
宏太はただただ平謝りをしていた。
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作者名:こめこめ丸 | 作成日時:2017年7月6日 14時