もっかいだけ。 ページ2
莉里「じゃーねー!!」
「気をつけてねー」
ふと時計を見ればもう短い針は12をさそうとしていた。
「結構話し込んだなぁ。……片付けよ」
店のドアにかけてあるopenのボード。それを裏返してcloseにしようとした時
??「あ、もう閉めちゃう?」
「え?……大貴!?」
大貴「久々!」
高校3年間、一度もクラスが離れなかった悪友みたいなアイツがきた。
「締めるとこだったけど、入ってく?もう誰もこないし」
仕事で疲れてるだろうし。
そう付け足せばじゃあお言葉に甘えて!と返ってくる。
「なんか食べるー?」
大貴「あ、そういうのは今日いーよ!とりあえずAの作ったココアだけ!」
「私お湯入れてるだけなんだけど笑笑」
大貴「でもなんか違うんだよなぁ!」
「そー?まってて」
大貴「おう!」
相変わらず元気だなぁ、と思いながらお湯を沸かしてココアを作る。莉里と大貴はよくココアを飲むためだけにうちに来てくれる。いいよ、というのにお金まで置いて行く。しかもお釣りはいらないよなんてかっこつけて。貧乏だと思われてんの?私
「はい」
大貴「サンキュー、あったけぇ!」
「もう寒いからねぇ」
外はもうすでに真っ暗で、店の近くにある木々は若干揺れている。
「で、どうした?こんな時間まで仕事だったんでしょ?大貴の家ここから真反対じゃん」
大貴「いやー、?ちょっとな!顔見たかったんだよ!」
「はい、うそー。大貴嘘つくと私とめあわせてくれないもん。本当は?」
ホットココアを飲んだ大貴はやっぱバレたかぁなんて言って真剣な顔をした。
大貴「あのさ、________」
「………はぁ?」
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作者名:ずみんみん | 作成日時:2018年11月23日 12時