太陽のような幼馴染の譚 ページ21
長閑ですれ違う人々みんなが笑顔。
そんな穏やかな村に俺は滞在していた。
「Aくーん!」
「今から夜見さんのマジックショーが始まりますよ!」
「「ほら、行きましょう!!」」
輝く笑顔を浮かべた青年と少女に手を引かれて、もう1人の少女の晴れ舞台へと連れて行かれるのもいつもの事。
この村の楽しみと言えば、少女が披露する"まじっく"とやらと"かがく"という魔法のような現象を引き起こすもの。そして青年の生家が営む商家の商品くらいなものだった。
まさに彼ら3人はこの村の太陽だった。
「ふふ、今日の夜見さんのマジックはどのようなものなのでしょうか」
「さぁ?夜見いっつも内容は教えてくれないんだもんな。
でもAくんも元気になってきたし、きっといつもより凄いマジック見せてくれるって!」
「どんな内容でも、俺はいっつも驚かされるけどね。
ここに来るまでまじっくなんて知らなかったし」
「……Aくんのその"まじっく"ってイントネーションも直らないよね」
「まぁまぁ、ゆっくり直していけばいいんですから。
Aさんの気が済むまで私の家に居てくださって構いませんし」
俺を保護してくれた人はどうやらこの村で1番大きな家を持っていたハヤトの家に依頼したらしく、その日からハヤトは俺に対して兄として優しくしてくれたり、時に弟のように甘えて懐いてくれた。
本人曰く、「流石にいつでも女性陣の中には入る訳にはいかないので、同棲の同年代の人が来てくれて嬉しいんです」という事らしい。
……俺、実年齢はずっと歳上のはずなんだけど。
それでも、優しくされたら嬉しくなって受け入れてしまうのだから、人間の傍は心地が良い。
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りく(プロフ) - 日向さん» 楽しみにしております! (2022年1月18日 4時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - りくさん» 頑張りますね!!取り敢えずは本編に繋がるまでのwtrの回復するまでのお話を書けたらなと! (2022年1月17日 23時) (レス) id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 日向さん» 素晴らしいですよね!!!((マッテマス) (2022年1月17日 22時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - りくさん» 本編は幸せメインですが、こちらは完全に闇に染めてしまうのも手ですかねぇ??笑 ……闇落ちって素敵ですよね← (2022年1月17日 22時) (レス) id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 日向さん» 幸せなwtrをずっと見ていたい!!!でもっ!!!!独りで苦しんでどうにも出来ないwtrもみたいッ! (2022年1月17日 19時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日向 | 作成日時:2021年10月23日 14時