【鬼滅の刃】赤髪の少女 (ページ25)

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??「おかえりなさい」

炭「あっ大丈夫でしたか？お任せしてしまいすみません」

炭治郎は綺麗な女の人を見た瞬間、先程までのテンションが嘘の様に落ち着いた。美人さんマジ神。

??「この方は大丈夫ですよ。ご主人は、気の毒ですが拘束して地下牢に」

炭「……人の怪我の手当てをしてつらくないですか？」

美人さんに炭治郎が尋ねると、男性が炭治郎の喉を突いた。痛そう。

というか、やっぱり美人さんも鬼なのか。そんな気はしていたけど。

炭治郎の発言に怒っていた男性を美人さんが止めに入った。

??「よしなさい。なぜ暴力を振るうの」

そして美人さんは、自分を"珠世"と名乗り男性のことを"愈史郎"と紹介してくれた。
私も慌てて自己紹介をする。

貴方「わ、私は竈門Aです。炭治郎の妹です」

珠「Aさん、ですね。どうか愈史郎と仲良くしてやってください」

貴方「は、はい」

つい返事をしてしまったが、愈史郎さんは凄い目付きでこちらを睨んでいる。愈史郎さんにその気がないと無理だな。

珠「つらくはないですよ。普通の鬼よりかなり楽かと思います。私は、私の体を随分弄っていますから、鬼舞辻の呪いも外しています」

炭治郎の問いに答えてくれた珠世さん。鬼舞辻の呪いが何か気になったが、炭治郎が先に体を弄ったことを聞いていたので、わからなかった。

珠世さんが言うには、少量の血を飲むことで何とかしているらしい。そして、愈史郎さんは珠世さんによって鬼になったことを知った。

珠「一つ…誤解しないでほしいのですが、私は鬼を増やそうとはしていません。
不治の病や怪我などを負って余命幾許(いくばく)もない、そんな人にしかその処置はしません。
その時は必ず本人に鬼となっても生き永らえたいか訊ねてからします」

そう言ってくれた珠世さんには、嘘偽りのないとても綺麗な色がついていた。