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??「何か困ってるの?」
その子は私に話しかけてきた。
貴方「あ、うん。どうしたらこの岩を斬れるのかなって。貴方は誰かな」
真「私は真菰。よろしくね」
その子は真菰と言った。私も自分の名前を言うと真菰はさっきの問いに答えてくれた。
真「"全集中の呼吸"をするの。人間のまま鬼の様に強くなれるから」
真菰の言った言葉に少し不安を抱く。
もう既に鬼になっている私は、果たして強くなれるのか。呼吸自体は出来ても強くならないかもしれない。そんな考えが頭をよぎる。
真「何を考えているのかは分からないけど、Aなら大丈夫だよ。私達、ずっと見てたもん
ね、錆兎」
するとすぐそばから男の子が現れた。いつの間にそこにいたんだ。
錆「ああ。お前らなら大丈夫だろ」
真「頑張ってね、A。アイツにも勝ってね」
そう言って、真菰と錆兎は消えて行った。
不思議で堪らなかったが、そんな事よりも岩を斬る方が先だ。私は真菰に言われた通り"全集中の呼吸"をしたまま、刀を構える。
するとなぜか、岩の上の方が赤く染まった。その場所めがけて刀を振り下ろすと、岩は綺麗に二つに別れた。
貴方「ほんとに斬れちゃった…」
岩のことを鱗滝さんに報告する。炭治郎はまだ斬れていなかったが、ちょうど二週間後に斬ることができ、私達は最終選別へ行くことになった。
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作者名:夜百合 | 作成日時:2017年12月1日 21時