0.7話「転校生は女子が良い」 ページ10
あいつら3人組は安土桃山を先頭に走っていった。(クソ遅かったけど。)
なので、見るものもなく俺達は転校生について語り合っていた。
〔転校生どんなやつだろ…女かなぁ♪女なら優しくて胸が大きいやつがいい。〕と変態丸出しのイサム。
それに対してツッコミながら
〔この変態がっ…。俺は真面目なやつならなんでも。あの5人組には疲れた。〕
(本当に真面目なやつ来て…！そうでないと俺がストレスで倒れる。)
そんな思いで俺は答えた。
〔へえー。キヨシは真面目ちゃんか。さすがツッコミ担当☆ シゲルはどんなやつがいい？〕
そういえば、シゲルは答えてなかったな。なんて答えるのだろう…。
〔は……俺？俺は別にどうだっていいよ。〕
とシゲルは詰まらなさそうに言った。
〔えー。しっかり答えろよシゲルー。〕
猫のようにしてシゲルを揺するイサム。
女子かよ。
“チッ”
っという綺麗な舌打ちが聞こえれば、イサムは
〔ゴメンナサイ…。〕という一言を残し、後ろに1歩下がる。
さすがシゲルだ。普段は静かで大層なことが無いと動じないシゲルは怒らせると結構怖い。
〔…まあ、強いて言うならすぐにオドオドしてしまう純粋系女子かな。〕
静まり返ったこの場にシゲルがポツリと呟いた。
(以外だなぁ。)
〔へえー。以外！シゲルって直ぐにキレr((なんか言った？〕…なんでもないデス。〕
俺と同じ事を思ったイサムはシゲルをまた怒らしてしまった。朝からこんな雰囲気はごめんだ。
〔まあ、いいよ。ってか女子だとしてもさ、話し通じなくない？あの5人みたいに。〕
〔〔た、確かに…。〕〕
あ…。1番気づきたくなかったことに気づいてしまった。
最悪だ…。
こんな現実につき戻された俺達は、言葉を発さずにスタスタと学校へ向かう。
0.8話「曲がり角での出来事」→←0.6話「いつも通りじゃない登校」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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やゆり(プロフ) - 苗木さん» 観覧、コメントありがとうございます！確かにみかんちゃんはウチでしたね、指摘ありがとうございます！訂正しておきますm(*_ _)m そろそろまた更新する予定なので今後ともよろしくお願いします！！ (2019年10月11日 23時) (
レス) id: 71fe60554b (このIDを非表示/違反報告)
苗木 - とても面白かったです! 続きは気長に待ってます(*´・ω-)b。 一ヶ所だけ気になったのですが、みかんの一人称は確か「ウチ」だった気がします。間違ってたらすみません(-人-;) (2019年10月5日 21時) (レス) id: 08dcfb47a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆり | 作成日時：2019年8月20日 16時
