普通の中学生が心霊現象に巻き込まれていく物語

第１2話 ページ13

スーパーに入った……でも、今,目の前には…

「……あれ？Aに輝さんじゃないですか!!!」

悠也がいる…結構、悠也の家からこのスーパーは、遠い…

しかも、悠也の家の近くにスーパーがある……そこに行けばいいのにな……

「悠也じゃん!久しぶり♪♪鈴ちゃん元気にしてる？」

そういえば…お兄ちゃん、鈴が大好きだもんね………でも、犯罪じゃない？

高校生が、中学生を好きになっていいのか？

「え、ええ…元気ですよ…？」

悠也、ひいてる…

「ねぇ、悠也はお使い？鈴は?」

「うん、お使い…鈴は母さんの手伝い……」

悠也の持っているカゴには、醤油が二本入ってる

「醤油くらい、近くのスーパーで買えるでしょ?」

そう私が言うと…悠也は苦笑いをした

「母さんが、今日ここで醤油の特売だから行ってこいて…」

他も、そうじゃない？と言おうとすると…

「他じゃ、やってないって…」

「…………ぁぁ」

私たちは、暫く沈黙していた

あれ？言い方が可笑しいぞ？

「…Aは何を買いに来たんだ？」

「それは、俺がカレールウを買い忘れたからさ！」

……はぁ………

私のお兄ちゃん、どうにかならないかな…

そう思ってると

＜ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ、ﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ＞

誰かの、携帯の音が響いた

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