【ヒロアカ】２ 転生したらチートで愛されてるとかお決まりなんですか？

USJ事件10 ページ35

byA

私の前に腰までの長い黒い髪に

焦げ茶色の瞳をして“柚希 香織” と呼ばれた人。

私は・・・その女性を良く、知っている。


『な、んで？』


だって、この女性は

私がこの世界に転生トリップする前の母親だ。


柚希「会いたかったわ、A」


緑谷「え？な、なんでAちゃんを、知って？」


『お、母・・・さん。』


全員–A・黒赤・柚希「⁉⁉⁉⁉」


柚希「私を欺き、私に逆らった。

親に逆らう子が居ますか？居ては、ならない。

串刺しの刑を」


黒赤「へぇ〜・・・なんて酷い娘なんだ‼

良いだろ‼白黒 A‼いや、柚希 A‼

その罪をお前の命で償え。」パチィンッ)


ズシャッ)


黒赤が指を鳴らしたと同時に私は

数本の槍に貫かれた。

嘘でしょ、個性使ってるから効かない筈なのに。


全員–A・黒赤「A‼／白黒‼／少女‼」


そして、空間も母親も槍も消えて元に戻っていた。

だけど槍が消えても傷だけは、消えず

白いワイシャツを私の血で、赤く染めた。

出血量が酷くて、立って居られずに、私は

膝から崩れ落ちて倒れた。


『グッ、幻覚とは・・・違うのか。』ゴホッ)


私は、血を吐いて、顔を歪めた。

個性を使って居る時は、痛みが感じないけど

コレは、見るからにヤバイだろ。

動けるようになった、かっちゃん達は

急いで駆け寄って来てくれた。


緑谷「っ⁉酷い出血っ‼急いで止血しないと‼」


いずちゃんは、泣きそうで悔しそうに顔を歪めて

持っている物で止血しようとしてくれる。


黒赤「俺がさせると思う？

そいつは、弔が欲しがってるから

貰いたいんだけどなぁ〜？」


オールマイト「私の生徒を傷つけっ‼許さん‼」


爆豪「誰がテメェー等なんぞにやるか‼

寝言は、寝て死ね‼」


切島「大事なダチをテメェ等には、渡さねぇっ‼」


オールマイトとかっちゃんと切島君は

私の前に出て黒赤を警戒してくれてる。

特にかっちゃんは、ヴィラン顔負けで今にも

殺しに行きそうな顔をしている。


轟「A‼個性使えるか⁉

使えるなら、速く治癒個性を使え‼」


尾白「意識は⁉聞こえてる⁉白黒さん⁉」


ショーちゃんは、個性で治せるか聞く。

尾白君も、意識があるかを確認してる。


黒赤「脳無、オールマイトと戦え。」


黒赤は、私が氷漬けにした脳無を解放した。

予想外の展開だ。

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