第8話 ページ9
A「よっ、と…誰もいないか」
犯人は現場に舞い戻る。
そんな訳でテロの起きたデパートの地下____あの少年が居た場に、Aは再度訪れた。
A「おかしいなぁ、テロ失敗したら普通、ディテクターとか言う奴の一員が何か確認しに来ると思うけど」
「そうじゃなくても警察とか、さっきのNICSの人とか…」なんて呟きながら、Aは巨大コンピューターまで近付く。
そしてそっと、CCMを繋いだ。
A「…まぁ居ない方が、好都合だけど」
Aが今回のテロに興味を持ったのは、理由が二つあった。
一つはLBXを利用するのが許せなかったから、そして。
____世界を征服すると言うディテクターの目的に、いよいよ疑問を感じてきたからだ。
そもそも世界を征服するなら、こんなテロを起こすよりも効果的な方法が沢山ある。
綿密に、隠密に進めた方がこう言う計画は上手く行くし、やり方が浅はかだ。
LBXを操ってテロをするまではまぁ考えてあるが、司令コンピューターを守るのが子供？
確かにバトルは強かったかもしれない、でもその気になれば他の強攻策だって取れる。
そんなテロ、すぐに止められるのが見え見えのオチだ。
だから世界中で起きては、幾度となく阻止されている。
多分、あのNICSの少年達に。
単にそれは首謀者の頭が悪いだけなのかもしないが、流石に馬鹿でも一度負ければ学ぶ筈だ。
なのに幾度となく同じ事を繰り返す、大馬鹿と言う可能性を省けば、それはある一つの事を示唆していた。
A「ディテクターには、何か別の目的がある筈」
そう考えたAは、何か手掛かりがないか、探索に来たのだった。
まぁ半分好奇心だ、なんて思いながらAはCCMを操作する。
CCMから中のデータにアクセスして、情報を探し始めた。
因みにこれは不正アクセスの部類に入る可能性が非常に高いので、良い子は真似してはいけない。
A「…！『パラダイス』…？」
情報の中から世界的に有名な通信衛星、パラダイスのデータが出てきた。
どうやらパラダイスと定期的に通信を行っているらしい、意外な所でデータ保管しているものだ。
そう思いながらAはずけずけと国家機密に入り込んで行く。
その中でAは、気になるデータを見つけた。
A「オメガダイン…！？」
思わず声を上げてしまった、Aはこの会社のことを、良く知っていたからだ。
A「なんでこんな所に…」
そう呟いて、データを開こうとしたその時。
「ちょっと！」
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みー - 2話目で読むのを諦めたんご(´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫwww (2021年8月4日 14時) (
レス) id: 15862b0694 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー - 頑張ってくださいー (2017年4月3日 17時) (レス) id: ca4399799d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はい！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
美城(プロフ) - 個人的に禁書もダンボール戦機も好きなので俺得作品です！更新頑張ってください！（≧∇≦） (2016年6月19日 18時) (レス) id: 57dd72d581 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヒロってけっこうぬけてる？かな？でもそこが面白くて好きです^^*更新頑張って！ (2016年4月27日 22時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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