131:少女、勧誘 ページ1
「これを着て魔界1キャワワなアクドルになってください」
『ごめんなさいもう一度言ってください』
「これを着て魔界1キャワワな『聞き間違いじゃなかった？！』」
隣で抜け出た入間の魂を戻しつつ、目の前のもう1人に詰め寄る。
『っ…どういうことですか…！
マーチ先生？！』
拷問学担当であり、私の師匠のひとりである…マルバス・マーチ先生に。
「いやぁ…。ははっ」
▷▶︎▷
王の教室の庭園のそのまた隅っこで、入間と私、そしてマーチ先生とケロリちゃんは2対2で対面していた。面談、というか面接みたいに。
「俺に姉がいるって話はしたよね。で、その姉がマネージャーやってるアクドルが」
「私です」
『えッ？！』
チェルーシルで姿を変えたケロリちゃんは、可愛いということ以外もう別人のようだった。
『り…リードくん達が言ってた…！アクドルの、くろむちゃん……？！』
「そう！私が最高に可愛いくろむです！そしてこっちが」
「待って本当にそれだけは！Aにだけはっ「チェルーシル」アﾞーーーッ！！！」
泣き叫ぶ入間をマーチ先生が捕まえ(その笑みのままするものだから本当にこわい)ケロリちゃん…否、くろむちゃんが魔術を掛ける。
バビルスの制服から一変。髪はロングに。既視感のあるふわふわな衣装を纏った入間は完璧なる
「こちらがイルミナティ、通称イルミちゃんよ！」
『入間…いつの間に「お願いだから最初から説明させてA！」』
入間の必死な説明によるとやはりいつもの展開だったようで。あれよあれよといううちに最終的にくろむちゃんを助ける為、魔苦針ドームでライブの前座を大成功させたらしい。マーチ先生が出した小型テレビでその様子も見せてくれた。(その間ずっと入間は丸くなっていた)
『…なるほど。じゃあ今回も何かピンチなんだね…！
頑張ってね！イルミ！』
「なに自分は関係ないって顔してるのかしら」
『ひｯ！！』
今度は私が捕まる番だった。右肩はくろむちゃん、左肩にはマーチ先生が絶対に逃がさないという圧をかける。
「貴女もやるんですよ！Aさん！！」
『む、むりっ…』
「アクドルにはね…無理なことなんてないの」
『わわわたしっ、アクドルじゃな…ｯ！』
「今日！今この瞬間から！
アクドルになるのよーーーッ！！」
『あﾞーーーーーッ！？』
両手に衣装を抱えたくろむちゃんが飛び掛る。
新しい拷問魔具を思いついた時に見せるマーチ先生の笑顔と、顔を赤くも青くもした入間が視界の端に消えていった。
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kanayamamoto112(プロフ) - 参りましょうmyGirl4でのカルエゴ先生がヒロインちゃんにアクドル大運動会で着てた衣装を着せて王の教室にある部屋の1つ仮眠室のベットで押し倒して大胆な事をしてたシーンはドキドキしました。 (2022年10月11日 13時) (
レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - カエデさん» コメントありがとうございます！このカルエゴ先生を見れるのは彼女の特権ですね！キャラ崩壊しすぎないよう先生には気をつけてもらわねば…！(ブーメラン) (2021年8月16日 15時) (レス) id: d267c079da (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - ルカさん» ご名答ですッ！うちのカルエゴ先生は拗らせに拗らせてるのでいつか爆発させるときをそれはもうにやにやしながら進めています…やばいこと…されましょうね……！ (2021年8月16日 10時) (レス) id: d267c079da (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - カルエゴ先生いつもは「厳粛」なのに最近は何か少し可愛い感じが！←語彙力よ 続きも楽しみにしてます！ (2021年8月15日 8時) (レス) id: d16705dd13 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - キスから見るにカルエゴ先生いろいろ拗らせてそうですごくイイ。爆発したら夢主ちゃんヤバイ事になりそうだけどすごく楽しみです (2021年8月14日 17時) (レス) id: 560b2d19f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜雨 | 作成日時：2021年7月3日 18時
