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42話 ページ2




どうしよう…


勢いで大口叩いてしまったが、いざとなると緊張する。



やっぱり目の前で見るとまつ毛長いなぁとか、

顔整ってんなぁとか、


色んな事考えてしまってどうしても体が動かない。






「何今更怖気ずいてるんだよ。

この位じゃ照れないんじゃないの?」


『あ、ああ、当たり前だよ!
こんなのちゃっちゃと終わらせてやる!』





煽られてまた調子に乗ってしまった。

素直に言えば助かるのに、どんどん自分の首を絞める
行動をとってしまう。

自分を殴りたい気分ってこうゆうことなんだろう。









そんな私を知ってか知らずか面白そうに笑う神威。

もしかして全部神威のシナリオ通りだったのかもしれない。


なんて思うと手の上で転がされてるみたいで少し腹が立った。



『い、いくよ』

「ん、どーぞ」



でも、ここで辞めたら私のプライドが許さない。



緊張で手が冷たいくせに、恥ずかしさで体は熱い。

心臓も早くて熱が出てるみたいだ。



震えを押し殺して、ゆっくり顔を近付け、一瞬だけ唇を触れさせた。








『…ど、どーよ!これでいいでしょ?』



「んー、ダメ、最低5秒」

『なっ、え、5秒?』




そんなの聞いてない。

一瞬だけでもこんななのに、何秒もなんてもたない。







困惑していると急に神威が覆いかぶさってきて、

いきなりキスされた。


油断して少し空いていた隙間から舌が入ってきて、
すぐに体の力が抜けてしまう。


『…ん、んん、……ふ、ぁ』





どんなに逃げても絡め取られて、吸われたり甘噛みされたりして、どんどん抵抗できなくなるばかり。



そんなのが30秒くらい続いた。




「ん、これくらいはして貰わないと」

『できるか!』



舌なめずりしながらそんなことを言い出す神威に蹴りを入れるが、すぐに受け止められてまたキスされる。



この日は寝るまでキスの練習をさせられた。

43話:夏祭り→←41話:キス



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もへじ(プロフ) - さざんかさん» そう思っていただければ嬉しい限りです。綺麗な形で終わりは迎えられませんでしたが、最後まで読んでくれて、こちらこそありがとうございました! (3月27日 21時) (レス) id: e33c6b9410 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - お気持ちに共感します🥲虚無感のようなものを抱いた作家は、何も言わずに幕を閉じることが多いのに、あなた様は我々読者を慮って下さった🥲✨️本当にありがとう!あなた様はまさしく、神作家だ🥰ときめく話と幸せをありがとう! (3月27日 15時) (レス) @page44 id: 0d4c90c531 (このIDを非表示/違反報告)
もへじ(プロフ) - Seleneさん» コメントありがとうございます。そうですね、体調崩さない程度に頑張ります! (2022年8月24日 17時) (レス) id: da658d90ee (このIDを非表示/違反報告)
Selene(プロフ) - お星様が足りません!お体に気をつけてください!待ってます (2022年8月21日 1時) (レス) @page42 id: 447a5b673e (このIDを非表示/違反報告)
もへじ(プロフ) - さざんかさん» コメントありがとうございます!この作品をそんな風に思っていただいて本当に光栄です。これからも応援よろしくお願いします!返信遅れて申し訳ありませんm(_ _)m (2022年3月6日 8時) (レス) id: 89a3943bf9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もへじ | 作成日時:2020年8月5日 12時

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