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それから


 


Aliceが”ザ・エイト”を訪れる回数は日を追うごとに増え


二ヶ月が経った頃には暇さえあると子犬の元へ足を運ぶようになっていた。


 


子犬だけではなく、彼_TOPPOの存在も大きかったのかもしれない。


知らず知らずのうちに彼に対して


兄に対するような


静かな、穏やかな愛情を持つようになっていた。


 


子犬が寝ている場所に着くと必ず辺りに目を配り、


誰もいないと小さく肩を落とし


彼が現れると、常に緊張感のある表情が僅かながら緩んだ。


 


 


 


 


 


 


 


とある日、彼女が仕事の合間に子犬を撫でていると



”ザ・エイト”の脇の駐車スペースに一台の車が停まった。


ツートンカラーの、ちょっとレトロな雰囲気のワゴン車。


 


 


まだ昼間なのにお客さんじゃないだろうな、夜の6時からって言ってたし。


ぼんやりとそんな事を考えながらその車を見るともなしに見ていると


車のドアが開き、次々と人が降りてきた。


 


_7人。


 


瞬時に相手の人数を把握し、体勢を僅かに変える。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


…が。


「…あ、」


「あら、見かけん犬が居るやん!可愛い〜!」


「ちょ、俺あかん…アレルギーやって」


「なんやGUMやないならTOPPOか?連れ込んだらアカンで、MAC鼻水だらけなんねんから」


 

彼女を認めるや否や「ヤバい」という表情を一瞬したのち


なんとも気まずそうに佇むTOPPOと


整った顔立ちで関西弁を放つ、TOPPOの仲間と思わしき6人の男たちだった。


 


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茎若布(プロフ) - うさたぬき。さん» わああ、ありがとうございます!励みになります…!少しずつの更新になってしまいますが気長にお付き合いください(*´ ˘ `人) (2017年9月8日 0時) (レス) id: 435905ec86 (このIDを非表示/違反報告)
うさたぬき。 - 凄く続きが気になります!更新待ってます^^ (2017年9月6日 16時) (レス) id: d32628a784 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くきわかめ。 | 作成日時:2016年7月21日 21時

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