最終話 . 陽だまりの彼 ページ26
「えっ…？」
安『俺が好きになった人って、大概女の子に目つけられるんよ…。Aも。
やから、もしまた傷つけたら、って考えたら怖くて。でも…』
ｷﾞｭｯ
.
.
.
「大丈夫です、私は…、私は、先輩が私を求めてくれるなら、先輩が私を好きでいてくれる間は、
いつでも、いつまでも先輩の側にいます！」
そう言って先輩の手を握った。
安『A…』
「ずっと憧れて見てたんです、そんな人が今私の隣にいるなんて未だに信じられんし…。
………好きです、先輩のことが」
そこまで言って恥ずかしくなった。
付き合って1ヶ月は経ったけど、
私からまともに好き、って言ったことないし…。
手を離そうとすると、
ギュッと握り返された。
先輩を見ると、
安『どうしよ、俺今めっちゃ嬉しい……。
好きでいてくれる間、なんてゆーたら終わりがあるような感じやけど』
安『俺はずっとAのこと好きやで。
思ったこと、感じたこと、嬉しいこと腹立つこと、たまには衝突しながら2人で仲よやってこ？』
「先輩……」
安『なっ？(ﾆｺｯ』
「うん！(ﾆｺｯ」
.
.
.
安『それで、憧れとった、って話。詳しく教えてもらってもいい？』
「……それは秘密ですっ」
安『えーー笑』
.
私が授業中見てたことを章大に話したのは、
もうちょっとあとの話______。
.
END.
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作者名：いちごミルク
x他1人 | 作成日時：2017年5月14日 22時
