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59話 ページ18

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...意識、してる?

独歩さんが、わたしのことを?









「...えっと、あの、意識するって...具体的にどういう...」


おずおずとそう尋ねると、独歩さんは うーん、と少し考える素振りをして、「そうだな」、と口を開いた


「君のこと、...可愛いなって思う

ふとした時に触れたくなる





...今、同じベッドの上で二人きりでいる

その事実だけでもう、気が狂いそうだ」





「...っ、」




ものすごく、恥ずかしいことを言われてしまったような気がする

頬がだんだん熱くなっていくのが分かる


何か言わなければ、と口を開いてみるが、何も言葉が出てこなかった
だってわたしは、異性に対してそんな気持ちになったことがない






「...俺のこと、ちゃんと男だって意識してほしい」



「でも... !? ......ッ?



独歩、さん...?」




突然、内ももに冷たい感覚が走った

独歩さんの手が、わたしの内ももに添えられている

そのまま円を描くように、ゆっくりと撫でられる





「や...めッ、」





その手はだんだんと上に上がっていき、スカートを履いている意味がないくらい、太ももがあらわになった




「やめて、ください...!」



急いで腰を曲げて、その手を掴んで制止させる


心臓が高鳴って、呼吸がしにくい

ゆっくりと息を整えると、目の前の独歩さんを睨んだ






「...意識するとか、しないとか、そういう問題じゃないです


こんなことする独歩さん、...嫌いです」




乱れたスカートを直して、トン、と独歩さんの胸元をグーで軽く押す


人よりも数十倍ネガティブな独歩さんに「嫌い」なんて言ったら、物凄い自己嫌悪に陥らせてしまうんじゃないか、と少しヒヤヒヤしたが、

なんとも予想外、目の前の独歩さんは、「...嫌い、嫌いかぁ...」とボソボソと呟けば、「はは...」と頬を少し染めて、なんとも気持ちよさそうな表情を浮かべるのであった

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黒猫 - はじめまして、読ませていただきました!続き頑張ってください(´∇`) (2019年11月3日 17時) (レス) id: 18b168acfc (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 幻花さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2019年1月20日 3時) (レス) id: 85dbdff21a (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - えのぐさん» ありがとうございます...!!更新頑張れちゃいます!初寂雷先生!参考にさせていただきます! (2019年1月20日 3時) (レス) id: 85dbdff21a (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ラーさん» ありがとうございます!これからも期待に添えるようなお話書いていきたいです!引き続きよろしくお願いします! (2019年1月20日 3時) (レス) id: 85dbdff21a (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - アオリヒメさん» おお!同じポ女さんですねっ!!ありがとうございます!後々オチアンケート取りますので参考にさせていただきます! (2019年1月20日 3時) (レス) id: 85dbdff21a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とまとん | 作成日時:2019年1月6日 21時

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