村上先輩。side

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信「俺のこと知ってんの？」









すると、その子はちょっと焦った顔になった









「あ、あ…そのー、丸山くん！そう、丸山隆平くんと仲がいいのでよく聞くんです」









早口で言った後ホッとした表情になった









なんか、おもろい子やな









それよりもほっぺたの絆創膏が目に入って仕方がない








うっすら血が滲んでいる絆創膏は昨日のケガの酷さがわかる









なぜかこの子を見ているとまた転ぶんじゃないかと心配になった









この子バカっぽいしな…









信「おくるわ。家どっち？」









すると、びっくりした顔をして断ってきた









「いや、そんな送ってもらうなんて！大丈夫です！誰もわたしのこと襲いませんから」









目の前で慌てている君はやっぱりおもろい子









信「おもろい子やな(笑)俺のプライドが許さんから送らして？」









俺が笑うとその子もちょっとだけ笑った









「じゃあお願いします」

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