実体のある御神体ってこと？ (fsm)

期末試験 そのご ページ26

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『そっか。ならこっちおいで』



と葛葉くんと一緒に大広間から出た。



廊下に出て葛葉くんと一緒に洗面所に行く。



葛葉｢お前んち、広くね？｣



『昔は人がいっぱい居たらしいからね…』



葛葉｢今こんな広い家に2人で住んでんのか？｣



『そーだよ？ あ、でも刀也くんもよく泊まりに来るし、景くん晴くんも遊びに来るし、藤 士 郎くんはこの家で仕事するから寂しくないよ？ 笑』



長い廊下を歩いて洗面所に着いた。



『服はココに置いていいよ、帰り道分かる？』



葛葉｢おぅ｣



『ならあたしは…』



ﾊﾟｼｯ



葛葉｢あ、ぃや、忘れた…｣



戻るね。と洗面所から出ようとすると後ろから腕を掴まれてそのまま後ろに引かれて



そのままスポッと葛葉くんの腕の中に収まった。



『ぁ、ごめっ…』



葛葉｢なぁ…Aは人間なのか？｣




『えっ？』



『何言ってるの…？笑 あたしは…狐だよ？』



葛葉｢ならなんで…お前からニンゲンの臭いがする？｣




あたしの耳元で囁き、耳の裏や首筋に鼻をくっつけて匂いを嗅がれる



『んっ、くすぐったいよ…』



やめて、と離れようとするも、細い身体のどこにそんな力があるのかビクともしない。



葛葉「いい匂いがする…」



ペロッ



『ひっ！』



葛葉くんに首筋を舐められ変な声が自分の口から出た。





怖い、怖いよ、、がっくん助けて…！







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葛葉「おいっ、A？！」



急に意識が飛んだAはそのまま俺に寄りかかる。






《Aから手を離せ、愚かな吸血鬼が》




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