実体のある御神体ってこと？ (fsm)

校外学習 そのいち ページ15

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新学期が始まってすぐにある行事は、校外学習という名の遠足。



向かう先は某夢の国。
あたしたちSクラスはAクラスと合同で、ひとつの班を作って、スケジュールを立ててそれに沿って１日を共に過ごすことで共生に慣れていくことがSクラスに課された目標である。



Sクラスでのあたしの班は、あたし、ガっくん、叶くん、葛葉くんの4人。



Aクラスの刀也くん、景くん、晴くん、藤 士 郎くんグループから一緒に組まないかと誘われて一緒に行くことが決まった。



現地集合にするか一緒に行くか、学校の送迎バスに乗っていくかは全て班ごとに任せられる。



あたしたちは学校の送迎バスに乗って向かうことにした。
そんな某夢の国に向かう途中のバスの中___



班ごとに固まって座るので、あたしは窓側、その隣にガっくん。
あたしの前が葛葉くん、隣が叶くん。



ガっくんの通路挟んだ隣が刀也くん、隣が晴くん。
刀也くんの前が藤 士 郎くん、隣が景くんが座った。



朝早くからの集合だけど、楽しみなのか元気いっぱいな晴くんと景くん。



藤 士 郎くんと叶くんと刀也くんは今日のスケジュールの再確認。



葛葉くんは叶くんの肩に顔を預けて寝ているみたい。



私服で行くため、いつもより早く起きていつもよりメイクやヘアスタイルに気合を入れた。



と言っても、あたしが熱くなるかなって髪の毛を高く括ってポニーテールにして、ガっくんに見せたところ、、、



『見てみてガっくん！ポニーテール！どぉ？』



カシャッ



ガク「んふふ」



『え！？もしかして、写真撮った？』



ガク「はい、撮りましたが？」



『もしかして似合わなかった？』



ガク「いや、寧ろ似合いすぎてて、、ちょっとソッチ向いてもらえます？」



『ソッチ？ぅん、わかった！』



ガっくんが指を差した方を向くと、



ﾁｸｯ

『っ、いたっ、、』



肩に手を置かれて首の後ろらへんに痛みが走った



ガク「っはぁ、これで大丈夫ッスね！」



『ふぇ、なにしたの？ガっくん』



ガク「ちょっとオトコ除けをね…」



『オトコ除け？』





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