ヴァンパイアハンター ページ13
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次の日、朝からの修行を終えて、気が付くと昨日来た神社に居た。
『ぅそ…なんで』
「あっ!刀也くん?」
鈴の音が僕を出迎えた。
「あたしね、刀也くんにまた会えて嬉しい!ねぇ、一緒にあそぼ?」
『え、でも…』
「あ!とやさぁ〜ん!」ブンブンッ
遠くから僕に手を振っている男の子。
おかしい。昨日とは出迎え方が天と地の差だ。
2人と遊ぶようになって数ヶ月が経った頃だろうか。
僕は2人から信じられない事を聞いた。
『ふ、たりとも…狐?』
その日はたまたま修行に使っていた木刀を持ってきていたのだが、気が付いたら僕は木刀の剣先を2人に向けていた。
2人はこうなる事が分かってたように悲しく笑っていた。
「キミは他の同じ年代の子達より遥かにヴァンパイアハンターとしての素質がある。だが、俺は倒せないッスよ」
「刀也くん、あのね!確かに私たちは人間ではないけど、みんなが皆悪いものじゃないんだよ?!」
『なるほど。つまりは、悪いのも勿論いるが、大半は良い奴…って事ですか?』
「そうだよ!刀也くんは悪いやつだけ殺ればいいの!」
『2人は…悪いやつですか?』
「フッ、とやさんが悪いと思った時には俺とAを殺せばいい 笑」
『なるほどね。なら、ガっくん…僕に修行させて下さい。』
「ほぅ。修行とは?」
『僕の相手をしてください。』
「分かった!かかって来い!」
『だああああっ!いだっ!!…おいっ!手加減しろよっ!』
「え?だって…そうかキミはまだまだお子ちゃまだもんね ププッ」
『ムカッ……いずれお前を超えてやるっ!!』
「はて?いつになることやら… 笑」
数週間、数ヶ月、数年が経ち、僕は今日も強くなるためにガっくんの修行を受ける。
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ぅゅ??(プロフ) - あまつかあくまさん» 良かったです!楽しみにしています✨ (7月15日 18時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - ぅゅ??さん» ぅゆ??様コメントありがとうございます。投稿は続けさせて頂きます! (7月15日 14時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぅゅ??(プロフ) - コメント失礼します。続きはもうないってことでしょうか? (7月15日 1時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2023年7月11日 20時