ヴァンパイアハンター ページ11
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僕は由緒正しいヴァンパイアハンターの家系にて生を受けて、小さい頃から人ならざるものは全て悪と教育されてきた。
僕が小さい頃。
僕ら家族は近くにある山に登山しに来た。
小さい頃の僕は目の前に現れた蝶々に夢中になってしまい、気がついたら知らない神社の境内にいた。
ここはどこだ。と辺りを見回していると、何処からか鞠が飛び出してきた。
コロコロと鈴の音が鳴るそれを手に持てば、
鞠が来た方向から僕と同じくらいの歳の女の子が出てきた。
『あ、これ…君の?』
「あ!そうそう!ありがとう!」ニコ
まるで彼女自身が玉を転がしているような綺麗な声色で僕の心は虜にされた。
彼女に鞠を渡せば、奥からさらにこれまた僕らと同じ歳くらいの男の子も出てきた。
「Aさ〜ん!ちょっとぉ!まだ見つからないんスかぁ?」
「あっ!ガっくん!この子がね!ボール見つけてくれたの!」
「へぇ〜、キミ名前は?」
先に名乗るのが筋だろ。と思いながらも
『剣持刀也』と答えると
彼も「俺は伏見ガクッス!サクッとガクって呼んでくれよな!」
『はぁ…』
「私は伏見A!よろしくね!刀也くん」ニコ
『貴方も伏見なんですか?兄弟?』
「?きょーだい?ね、きょーだいってなぁに?」
「あ、いや。何でもないッスよ〜 笑 俺たちは血は繋がってるけど兄弟とかじゃないっスね」
彼女には笑顔で、僕には鋭い目付きをする彼。
ここに長居するのは危険だ。
思考が、動悸が、内蔵が、僕の細胞全てが警鐘を鳴らす。
「刀也!!!」
どこからかお父さんの声が聞こえた気がした。
「どうやらキミの家族が迎えに来たようっスね」
『あ……ぁ』
「その道真っ直ぐ行けば帰れますよ」
彼からはっきりと言われなかったが、さようなら。と言われた気がした。
「またね、刀也くん」ニコ
僕は逃げるように言われた道を進んで行った。
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ぅゅ??(プロフ) - あまつかあくまさん» 良かったです!楽しみにしています✨ (7月15日 18時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - ぅゅ??さん» ぅゆ??様コメントありがとうございます。投稿は続けさせて頂きます! (7月15日 14時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぅゅ??(プロフ) - コメント失礼します。続きはもうないってことでしょうか? (7月15日 1時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2023年7月11日 20時