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ごめんなさい ページ3
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休み時間、携帯電話の電源を入れる。
(電話番号、持っていたな………)
ある日、携帯を貰えた、と嬉しそうに駆け寄ってきて。
紙に書いた電話番号を、ほぼ無理矢理渡された。
(ふ、懐かしい………)
「北斗くん………?」
名前を呼ばれたので、後ろを振り向くと。
あんずが、不思議そうに、嬉しそうに俺を見ていた。
「どうした?」
「嬉しそうな顔してるなぁ、って。
嬉しい事でもあったの?」
「嬉しい事、というか。
昔の事を思い出していただけだ」
「そっか」
あんずがふわりと笑う。
「ッ!?」
その笑顔が、酷く、あの子に似ているような気がした。
「今日のホッケ〜は感情豊かだなぁ。
気持ち悪いぞ☆」
「笑顔で言う事じゃないよね!?」
サラッと毒を吐いた明星と。
そんな明星に突っ込む遊木を見ると。
(そんな事もあったな………)
やっぱり、あの子と一緒に色々した事が。
心の中から
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作者名:AKANE。 | 作成日時:2018年4月21日 22時