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聞かなきゃ、オカちゃんさんのこと。
雅紀さんとオカちゃんさんとの関係を。
「雅紀さん、あの……」
「ん？」
「オカ……田さんのことなんですけど……」
「ああ、聞いた？」
「少し……」
「あの子、また家を飛び出して来ちゃったみたい」
「家って……お嬢様なんですよね？」
「うん。ご両親は相当お怒りらしいよ」
困ったように笑う雅紀さん。
そうなんだ……
でも、家出するほど雅紀さんのことが……？
「でも、前もね、お互いに嫌いになって離れた訳じゃないんだ。
オカちゃんが無理やり連れ戻された感じだったから」
連れ戻された……？
そうだったんだ。
オカちゃんさんはご両親に反対されて、無理やり。
そのオカちゃんさんを、雅紀さんは守ろうとしたんだ？
「帰って突然オカちゃんがいたら、翔ちゃん怒るかなあ」
雅紀さんは私に気を使うでもなく、オカちゃんさんの話を続ける。
困惑しながらも、少し嬉しそうに。
どうしてなのかな。
私のことよりも、オカちゃんさんの方が心配なのかな。
雅紀さんは今でも、オカちゃんさんのことが好きなの？
オカちゃんさん……自分の身を挺してまで守りたかった人と再会して、それでも私に優しくしてくれるのは何故？
私の存在は何？
そういえば、前に櫻井さんが言っていた。
雅紀さんは全ての女性を愛する方だって。
もしかして、複数の女の子と同時にお付き合いできる人なの？
相葉家は一夫多妻制？
……
頭が痛い。
櫻井さんが言っていた覚悟って、こういうことも含めてだったの？
「意味が……わかりません……」
「え？」
私だけじゃ駄目なの？
雅紀さんは、私だけじゃ。
涙が溢れそうなのを誤魔化すために、目をギュッと瞑る。
「A……？」
「ごめんなさい、頭痛が……」
「薬持って来ようか？」
「大丈夫、寝ていれば治る……」
「後でまた様子を見に来るからね」
「はい……」
ポンポンと頭を撫でて、雅紀さんは部屋を出ていく。
私のことを心配してくれてるのが、痛いほどわかるのに。
何だか悲しくて仕方なかった。
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yuko(プロフ) - ﾅｵさん» ﾅｵちゃん、感想ありがとう♪うんうん、やっぱり妖精だったんだあってなる（笑）まず自分と同じ人間だと思えない、神様は不公平すぎるｗ主人公も普通な自分と完璧な雅紀さんとを比べて不安になっちゃうんだろうね。贅沢な悩みだわ(ノ_ ;) (2017年8月24日 0時) (
レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ミカさん» ミカちゃん、感想ありがとう♪わかるっ！腕捲りいいよね、腕の筋とか筋肉の感じとか好き。女子にはない部分だもんね〜！そうそう、不安も不満もなんでも伝えればいいのに我慢するから拗れちゃうんだよね。受け止めてくれる雅紀さんはやっぱりステキ☆ (2017年8月24日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - keiさん» keiちゃん、感想ありがとう♪普通に立っているだけで様になる御前様だからね、運転なんかされた日にはもう…(//Д//)うらやましいっ！次の章でおしまいの予定。最後は幸せにするよ〜☆ (2017年8月24日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ゆりさん» ゆりちゃん、感想ありがとう♪うらやましいよね、ドライブデート。雅紀さんの運転を間近で見てみたい！かっこよくて景色を見るどころじゃないんだろうなあ(*´ω｀*)主人公の不安を雅紀さんが解消してくれるといいね。 (2017年8月24日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵ(プロフ) - 相葉くんがほんとに妖精でも、「やっぱりかあ」ってなりません？（笑）イケメンで性格も良くてお金持ちでレディーファーストもできて。妖精でもおかしくないレベル（笑）でも、だからなのかな？最初は幸せを感じるけど、最後には結局不安になっちゃうのかな？ (2017年8月20日 16時) (レス) id: 6a84b334f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2017年7月13日 1時
