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｢替えの服サンキュー｣
｢うん、男性物の服、多めに買ってて正解だった。｣
｢気が利くなァ、俺の事世話してくれんの？｣
｢調子に乗るな｣
家事をしている私にぴた、とくっついてくる荼毘くんを手で軽く叩く。
やることがいちいち猫じゃん…。
タオルを頭にかけたまま部屋をうろちょろし始めるから、腕を掴んで止めて、頭をガシガシと拭いてやる。
｢乾かしてくれよ｣
｢普段髪なんて乾かしてないじゃん｣
｢乾きたい気分｣
｢気分…｣
私の返事も待たずに、荼毘くんはベッドの前に雑に座り込む。
もー、とわざとらしく怒ってみるけど、動じてないように早くしろと言ってくるから、ドライヤーを用意して荼毘くんの後ろに回った。
ちょうどベッドに座れる位置。…荼毘くん、背高いな。
痒いところございませんかーと遊び半分で熱風を当てていく。
｢何だそれ｣
｢今は私、荼毘くんの乾かし屋さんだから｣
｢ノリノリじゃねえか｣
荼毘くんの声がちょっとドライヤーで聞こえにくいけど、
それでも、低さにどこか甘さを持ったその声は嫌でも耳に入る。
黒髪に指を通しながら、乾きの状態を確認していく。
髪はちょっと固くて、本当に猫みたいだなって感心する。
…今だけじゃなくて、言ってくれればいつでも乾かしてあげるのに。
可愛いところあるんだなあ。
｢…なァ、A｣
｢何？｣
｢お前って、血見ても焦んねえよな。いつも｣
｢ん〜？｣
ドライヤーの音に紛れて、荼毘くんの呆れたような声が届く。
｢…小さい時に沢山転んで怪我して免疫ついたから｣
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狐宮(プロフ) - 流石に神作すぎる。更新待ってます！！ (3月17日 11時) (
レス) id: a0c6b76223 (このIDを非表示/違反報告)
エスプレッソ - めちゃくちゃ好きです！続きが楽しみです！ (2月2日 20時) (レス) id: de6ec814a1 (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ - 更新楽しみです！頑張ってください！ (2月2日 9時) (レス) @page31 id: ddc71ea2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - あああああああああああああああ！JKに手出してるホークスさいこおおおおお！ (1月26日 19時) (レス) @page31 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - うわ、もうめちゃくちゃ好きです。更新頑張ってください、、 (1月25日 1時) (レス) @page31 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八尋 | 作成日時：2022年12月8日 20時
