級友と約束｜プレゼント･マイク ページ27
｢…何してるのひざしくん｣
｢A！やっと帰ったか！お前を待ってたんだぜ！｣
｢……うん、よくわかんないけど私の家の前で騒がないでね、隣の部屋の人に迷惑だから｣
｢それは悪かったなァ！｣
｢訂正、声自体がうるさい｣
家に帰れば、同級生がドアの前で待っていた
……否、騒いでいた。
彼は私のクラスメイト…まぁ、一応友達で、これが通常運転ではあるのだが、自宅に来ればこんなにもうるさいのか、と物理的に耳を塞ぐ。
ひざしくんはテンション高く、でも少し遠慮した様子で私の反応を伺っているようだった。
何、私が何か気に障ることでもしたか。
感情は表に出てしまったようで、相手に失礼だが怪訝そうな顔をした。
｢一応用があって来た｣
｢わーーーー！？消太くんもいた！？！？｣
｢お前も十分うるさいな、A｣
もう1人の友達、消太くんもいた。
ひざしくんの影に隠れてたからわからなかった。
｢…んーと、家、上がる？｣
｢いや！そこまで時間かかんないから大丈夫だ！｣
ほんとに何しに来たんだ、とはてなを浮かべながら彼らを眺めた。
.
.
..
いつもクラスではひざしくん、消太くん、私の3人で行動している。
ヒーローを目指す私達は、共にヒーロー科で勉強している仲間である。
明るくてムードメーカーのひざしくん、
合理的主義で消極的な消太くん、
少し人見知りの私、
という、まあバラバラな3人なのだが、何故かこれが気が合い、仲良くなった。
ひざしくんと消太くんは、消太くんの消極さが目立つが、仲良くやっているようで見ていて凄く和む。
そんな2人と仲良くしてきたわけだが。
自宅に彼らが来たのは初めてだった。しかも夕方。
そもそも私は一人暮らしで、夜に1人で帰るのは危ない、と自宅に送ってもらうことはたまにあったものの、彼らが自ら来てくれたのは珍しく、少し嬉しくはあった。
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タナタ(プロフ) - 文章の書き方がとても素敵です！良ければ、ホークス書いて欲しいです！これからよ応援しています！ (2月25日 22時) (
レス) id: 4118c67c05 (このIDを非表示/違反報告)
Syara(プロフ) - 滅茶苦茶面白かったです…!!荼毘くんが最推しなのですが他のキャラクター達も読んでみたところ魅力がたくさん…推しが増えてしまいそうです… (2023年2月2日 22時) (レス) id: ebcd0fa8e6 (このIDを非表示/違反報告)
累 - 鉄哲君の物語の甘酸っぱさに1人悶えておりました！とても良い物語ありがとうございました！ (2021年8月16日 9時) (レス) id: 1eb84dbd89 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 短編もステキです(*´ω｀*)かっちゃん姉弟夢…切ないけどツボです！幸せになってほしい(切実) (2019年2月21日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ - 面白いです!リクエストなのですが、飯田君とオールマイトをお願いします! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 23dcbd0823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八尋 | 作成日時：2017年5月27日 17時
