北沢家専属メイドの悩み【もみ消して冬】

・秀作side ページ27

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僕はふと思った


Aさんは休暇などを取っているのか、と。



小岩井さんはたまーに休んでるし、楠木君はまだ見習いだから休む暇はない。



Aさんは、どうなんだろう。


もし休みがあるのなら、一緒に食事でも行きたい…なんちゃって


いや、行きたい




秀「Aさんって休暇とかある？」


『うん、あるよ。基本365日働いてるけどどうしても休みたい日は小岩井さんに補ってもらうの。』



様付けとタメ口じゃないということは、今は二人きり。


そんな些細なことでも僕の心は弾む



普段はヘタレな俺でも、こういうのがあると少しの勇気も出してみようって気持ちになる




秀「じゃあさ、明日食事にでも行かない？」


『日曜…いいよ、楽しみ』


秀「あんま期待しないでよー？」


『するし。だって秀作さんなんだもん』





え、それって俺のことが好きってこと！？



思い返せばAさんは、Aさんはなにかと僕の味方でいてくれた


てか小岩井さんよりも僕に優しく接してくれた



…うっそーん、マジかよ！


そうならそうと言ってくれればいいのに！



そっかー


じゃあ あとは俺がゴーサインを出すかどうかで決まるのか…



少し大人ぶって 恋の駆け引き なんてしてもいいんじゃないっスか！？





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