六十五個目の飴*浅野 ページ6
少し飛んで、今は学校。
昨日無茶をしていたイヌは朝も起きることなく眠っていたので、近くにご飯を置いて出てきた。
しかし、何だか人が少ないし、活気づいていない。
「あ、Aさーん!何処行ってたんすか、こちとら暇で暇で…。」
「えーと…浅野君だっけ。」
そう声を掛けると、ニカッと笑う浅野君。
人に好印象を与える笑顔だな。
「さっすがAさん!美人なだけあるっすね!!」
美人?な理由との関連性がよく分からなかったが、まぁ良しとしておこう。
「ところで、浅野君。石田君達は?」
飴をどこからともなく取り出し、口に含む。
…なる程、イチゴ味か。
「あー、あいつらそろいもそろって休みなんすよー…。」
肩をがっくりと落としている浅野君を見ていると、仲が良かったのだなと思う。
「へぇー。…大変だったね。飴でも食べるかい?」
ポケットから取り出した多種の飴を浅野君の前に出す。
すると、何故か浅野君は驚く。
「…?どうしたんだい。」
「あ!いやーぁ、何かAさん一護と関わってから変わったな〜って思って…。」
その言葉に、思わず飴を落としてしまう。
"変わった"?
俺が?
「だっ、大丈夫っすか?」
「…うん、ちょっとぼーっとしちゃってたよ。ごめん。」
そうだ、浅野君は何も知らないんだよな、確か。
良かった。
冷静にならなきゃ、な。
「あ、A君だ!おはよー!!」
その時、ヤケに明るい声の織姫ちゃんが入ってきた。
また次から次へと…。
「うん、おはよー。」
「……A君は、黒崎くん達の居場所ってしってる?」
こっそりと聞いてきた織姫ちゃんに、少し罪悪感を感じながら、首を横に振った。
凄く残念そうな顔をしている。
…申し訳ない、な。
「そっかぁ…。」
「ちょちょちょ!?まさか一護まででなくAさんまで俺達を裏切るんすか!?く〜っ、二人ともお似合いだから何も言えない!!羨ましい!!」
「煩いよ、浅野君。」
それだけを言って、俺は空を見始める。
こうなれば、誰も話し掛けてこないからだ。
そうして、朝のうざったい賑やかさは終わった。
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ブラック・クロクニル×××絶望王(プロフ) - あの間違ってたらごめんなさい 六十六個目の飴 本音の 松本の所属している隊が11番隊になっています 自分が間違ってなければ松本は10番隊ではないでしょうか？ (2016年9月18日 22時) (
レス) id: bbc0fa4355 (このIDを非表示/違反報告)
yasanekoko - チャッピー様、ありがとうございます!これから更に面白く出来るように頑張らせて頂きます!応援、ありがとうございます!! (2015年8月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 8e0165f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
チャッピー - はじめましてー！凄く面白いです！更新頑張ってください応援してます！ (2015年8月29日 16時) (レス) id: 41870b5498 (このIDを非表示/違反報告)
yasanekoko - 暇人様、ありがとうございます!続きをなるべく早く更新していきます。頑張らせて頂きますね!! (2015年8月29日 8時) (携帯から) (レス) id: 8e0165f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
暇人 - 続きが楽しみです！！\(・∀・)/頑張って下さい！！ (2015年8月28日 19時) (レス) id: 565b3c163d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yasanekoko x他1人 | 作成日時：2015年8月15日 1時
