My Queen【AU】

火曜日の帽子屋　original ページ16

original side









突然だが、君らは火曜日に確実にやることは何がある？









仕事？学校？おつかれさん。








おいらはAと話をするかな。









貴「お待たせー。」









そう、Aは火曜日しか来れないからな。









けど、あんまりAとの会話は花が咲かない。









何故なら……









貴「ねぇ聞いて、実はね、この前何か誰かに追われて階段をかけ降りたんだけどね。靴が外れて転んじゃったんだ。」












or「hehe……その話、この前も話してなかったか？」









貴「そうだっけ？じゃあ別の話しよっか。」








Aが同じ話しかしないからだ。









だが、そこが可愛いんだよな。









or「そう言えばどのくらいの怪我をおったんだ？」









貴「まぁ、生きてるし、骨折程度で済んだんじゃない？治療期間昏睡してたみたいだし、よく分からない。」








or「そうか、犯人を捕まえるのも、その怪我みたいに骨が折れるな。」ﾂｸﾃｰﾝ/









貴「？犯人は見つかってるよ？」









あ、最近はロイヤルガードを頻繁に見かけると思ったら、そう言うことか。








なんだか安心してほっとして少し脱力する。









or「そうか、捕まったなら良かった。」









貴「あ、まだ、捕まってはないよ。」








or「あ、そうか、犯人は誰なんだ？」








貴「それはね……。」








……駄目だ、もうやり直そう。









今回も失敗だった。









なんで、水曜日まで行えないんだ？







Aが居なくなった地獄みたいな火曜日からぬけだしたいのに……。








水曜日が来ればAを“元に戻せる”のにな。









まぁ、また次の火曜日にやり直そう。









俺はAを持ちあげた。








バキッ！！









あ、腕が取れた。









end








※彼は妄想型です。

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