雨が嫌いな太陽

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私は



パンを口にくわえて


『いっけなーい！遅刻遅刻ー！！』

と走っている
角を曲がったら…！！



なわけない。


私はこの少女漫画の日常を夢見てた。
ずっと読んでた物語の主人公になる予定だったのに、



今


土砂降りの中、


喧嘩中だ。


なんでわざわざこんな雨の中

喧嘩をしているかと言うと…


_____30分前______



今日は朝から豪雨だった。



頭の悪い私がなぜこんな頭のいい人が来るようなところにいるのか、



『つまんないなぁ〜』


帰りの時間になってもザーザー雨が降ってて校内には雨の湿気と匂いが充満していた


私の大嫌いな匂い。



それを紛らわせるために


学校から家に帰る途中、コンビニに寄って

私服に着替えて、

好きなものを買った私。


バイトの給料がでていつもよりも多くお菓子を買えた。
ヘッドフォンをしてルンルンで歩いていた時、



(男)｢なあ嬢ちゃん、金、持ってねえか？｣

(女)｢持ってないですっ…!!｣

(男)｢いいから出せよ早く！！！｣

(女)｢嫌です…やめてください！｣

(男)｢ったくお前のせいで靴が汚れたんだよ、どうしてくれんだ？！これ数十万はすんだぞ！！｣


めっちゃ女の人困ってますけど…

こういうのってあんまり手出さない方がいいのかもしれないけど、

声ぐらいはかけてみてもいいよね？


よし！行け！A！！

『あn...』

？｢ちょっとおにーさん！お姉さんが困ってるでしょ〜｣


声をかけようとした時、

男子高校生？が割り込んで行った


高校生にしては結構ガタイが良く、バンダナを巻いていてこんな豪雨の中傘もさしていなかった。


そこからの会話は雨の音で全然聞こえなかったけど、急に喧嘩が始まって私は見ていた

なんてったって喧嘩は見るのが大好きだから。


どっちが勝つかワクワクする！！！


最低なんて言わないでっ☆


高校生たちが喧嘩をしている間に女の人が5人の男たちに連れていかれてく。

私は追いかけた。

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