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｢なぁ、アレ誰だ？｣
｢先生たちは知ってそうね…｣
｢あの子体どうなってるの？｣
｢まるで骨じゃないの…｣
｢でもスリザリンのローブ着てるわ｣
｢ほんとだ、僕たちと同じ1年生かな｣
生徒たちは騒ぎ始め、
先生たちも皆立ち上がって彼女を様々な感情で見つめた
ある物は懐かしく
ある物は不思議そうに
ある物は愛しく。
彼女は眩しそうにした後、
フラフラしながらあちこちを見渡して目の前に座っていた男の子の飲み物を奪い取って飲んだ
それはもうすごい飲みっぷりで
ぷはっと飲み終わったグラスをほっぽり投げて
ボーッと奥を見つけた
少し悲しそうにして
でも少し嬉しそうにして
とてもじゃないけど弱々しくて
消えそうだ。
しばらくするとおぼつかない足取りで広間の真ん中へ歩き出した。
｢エディスじゃないか｣
とハグリッドが言った
｢なんと…｣
｢エディスだって？！｣
｢そんなわけ…｣
先生方は全員知っているようで、名前を口にしていた
"エディス"と。
｢どうなってる、どうして姿がそのままなのです｣
｢エディ!!君なのか？！｣
ダンブルドアが近づくが、彼女は限界だった
白目を剥き出しにして後ろに倒れっていったが
ちょうどそこに座っていたジョージが彼女を支えた。
｢うぉｯ…とと、ほんとに軽いな｣
｢うわぁ、鱗みたいだ…｣
｢？……これ、そうよ…!これ鱗よ｣
｢半分魚ってことか？｣
｢そんな家系聞いたことないぞ…?｣
周りの学生たちは彼女に夢中だった、
珍しい物見たさに他の寮からも野次馬が集まってくる。
それはマクゴナガルがグラスを鳴らしても止まないため
ダンブルドアが声を出した
｢静まれえぇぇぇ！！！｣
｢その子はセブルスが連れていく、わしも着いていこう。
皆は食事を続けるのじゃ｣
ニコッと笑い話し終えたダンブルドアとスネイプは
彼女を抱えて医務室へと向かった
大広間では食事は続けられたが、彼女の話で盛り上がり、
食事が終わって各自寮に戻っても尚続いていた。
先生方はただひたすら何が起こっているのかわからず彼女の元へ行き様子を伺うが、何もわからず頭を抱える
｢どうして20年も前に消えた子が今になって戻ってきたのです？｣
｢わかりません…それに彼女が背負っていたこのリュックは現代の物では無さそうです…｣
｢マグルということでしょうか？｣
｢…セブルス、この子はマグルではないはずじゃろう？｣
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作者名：ヤンニョム無 | 作成日時：2023年3月26日 23時
